F1マシンの値段はいくら? 英紙が最新コストを算定 「1台35億円」その驚愕の内訳は…
東スポWEB / 2024年4月25日 16時48分
〝世界一高価な車〟とされるF1マシン。そのお値段は――。
英紙「サン」は「F1マシンの非常に高価なコスト」と題して、製造費をパーツごとに検証して1台あたりにかかる値段を算定した。
まず現在のF1では予算上限が設定されており、今季は「1チームあたり約1億600万ポンド(約206億円)に設定されている」。その上で同紙は「ALAインシュアランスの専門家の協力を得て、F1マシンのコンポーネントを高価な順に検討していく」とパーツごとに算定した。
まず、最もコストがかかるのがマシンの心臓部とも言えるエンジン(パワーユニット=PU)だ。
「メーカーによっては1500万ポンド(約29億円)もの費用がかかる可能性がある。PUは内燃機関と関連するハイブリッドシステムで構成される。非常に高度で、細心の注意を払って設計された機械であり、広範な研究、開発、製造プロセスと、最先端の材料と技術の利用がその高コストの原因となっている」と指摘した。
次に挙げたのが、カーボンファイバー製モノコック。これを20万ポンド(約3900万円)~50万ポンド(約9700万円)と算定。「複雑な製造技術、細心の注意を払った品質管理、および高品質のカーボンファイバー素材を使用しているため安価ではない」
続いて、空力コンポーネントは5万(970万円)~20万ポンド(約3900万円)。「ウイング、ディフューザー、バージボードなどの複雑な空力コンポーネントの設計と開発が含まれる。大規模な風洞試験、数値流体力学シミュレーション、継続的な改良も必要となる。これらの複雑さは、研究開発に伴うコストとともに、価格の高騰につながっている」と分析した。
また、ギアボックスは20万ポンド(約3900万円)~50万ポンド(約9700万円)。「F1のギアボックスは通常、急速なギア変更や極度のトルクに耐えるように作られており、高性能素材、精密機械加工、厳格な品質管理が必要だ」
最後に、ハイブリッドシステム。50万ポンド(約9700万円)~200万ポンド(約3億9000万円)で「このようなシステムには、エネルギー回収システム(ERS)および関連電子機器が含まれ、最先端の技術とコンポーネントが組み込まれている」と説明した。
これらを合計すると、高いケースでF1マシンの最新コストは1台1820万ポンド(約35億4000万円)となる。クラッシュすればチームにとって大損害となるだけに、現在のF1は速さに加えて〝壊さないドライバー〟がより重宝される傾向にありそうだ。
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