ヘンリー王子が８日に訪英も父兄に「会うつもりない」 すぐにナイジェリアへ

ヘンリー王子（ロイター）

ヘンリー王子は８日に訪英し、英セント・ポール大聖堂でインヴィクタス・ゲーム１０周年記念礼拝に参加する予定だが、父のチャールズ国王や兄のウィリアム皇太子には会うつもりはないという。英紙エクスプレスが３０日に報じた。

チャールズ国王はヘンリー王子との直接会談のために「ドアを開けっ放し」にしていると報じられていたが、王室作家のアンジェラ・レビン氏は、ヘンリー王子が今回の訪英で国王や皇太子と会う可能性は低いと指摘した

ヘンリー王子はセント・ポール大聖堂での記念式典に出席し、その後ナイジェリアに向かい、メーガン妃と合流するために「急いで出発」し、ナイジェリアの軍関係者と面会し、さまざまな文化活動に参加する予定だという。

レビン氏はＧＢニュースに対し、ヘンリー王子はナイジェリアに先に到着しているメーガン妃と合流するため「急遽出発するでしょう。彼は父親や兄に会うつもりはない。英国には長くはいないと思う。彼はもう人気はありません。誰とも会わないでしょう」と語った。

ヘンリー王子が最後にイギリスに滞在したのは２月で、バッキンガム宮殿が国王のがんを公表してから２４時間以内にロンドンに急行して、約３０分間の面会を果たしている。しかし他のメディアも「国王は多忙のためにヘンリー王子と会う時間はない」と関係者の証言を伝えている。

ヘンリー王子とメーガン妃のナイジェリア訪問は、同国の最高位の軍人である国防参謀長の招待を受けて実現した。王室を〝素通り〟してナイジェリアへ向かえば、また両者間の溝は深まりそうだ。