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【U-23】大岩ジャパン優勝 大会MVP藤田譲瑠チマに武田修宏氏「もうA代表に入れるべき」

東スポWEB / 2024年5月4日 6時49分

今大会、日本をけん引した主将のMF藤田譲瑠チマ

U-23日本代表が3日(日本時間4日)に行われたパリ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップ(カタール)決勝のウズベキスタン戦で1―0と勝利し、2016年以来4大会ぶり2度目の優勝を果たした。大会MVP(最優秀選手)は、MF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)が受賞。元日本代表FW武田修宏氏(56=本紙評論家)は五輪後のA代表抜てきを猛プッシュした。

日本は序盤からウズベキスタンの激しいプレスと巧みなボール回しに手を焼き、押し込まれる展開が続く。ほとんどチャンスを作れないまま終盤を迎えると、ついに待望の瞬間が訪れる。後半アディショナルタイム1分すぎ、MF山田楓喜(東京V)が強烈なミドルシュートを突き刺して、ついに先制点を奪った。

虎の子の1点を守りきりたかった日本だが、土壇場の同8分すぎに、DF関根大輝(柏)がペナルティーエリア内でハンドを取られて、PKを献上。この大ピンチを救ったのが守護神のGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)だ。シュートコースを読み切ると、横っ飛びでスーパーセーブして失点を防いだ。逃げきった日本が、4大会ぶりにアジアの頂点に立った。

大岩剛監督は「選手たちが非常によく頑張ってくれた。大いに喜んでパリ五輪に向かいたい」とイレブンの奮闘を称賛。決勝点の山田は「今までずっと積み上げてきたものが、こういう大きな舞台で、優勝を決める試合で出せたのは素直にうれしい」と喜びを爆発させた。

大会MVPには、攻守にわたってフル回転した藤田が選出された。「MVPに関しては、僕だけのものじゃない。チームとして成し遂げたものだと思う」と主将らしく強調。「結果にしっかりこだわって、まだ成し遂げたことがないメダル、優勝を目指して頑張りたい」とパリ五輪で悲願の金メダル獲得を誓った。

武田氏も大会側と同じく「MVPは藤田だね」と活躍ぶりを高く評価。その理由を「ミスが少なく、攻撃も守備も起点になれる。さらに、試合の流れを読む力もある」と絶賛した。さらにプレーだけでなく「リーダーシップが素晴らしい」と国際大会で重要なキャプテンシーも兼ね備え、まさしく大黒柱として8大会連続の五輪出場に大きく貢献した。

そして武田氏は、藤田の〝五輪後〟にも言及。「藤田はもうA代表に入れるべきだよね。ポジション的にはMF遠藤航(リバプール)などもいて、なかなか出るところがないかもしれないが、少しずつでも使っていったほうがいいのではないか」と森保ジャパンへの抜てきも提言した。

藤田は国内組で臨んだ2022年のE-1東アジア選手権ですでにA代表デビューしているが、五輪を終えた後は9月から始まる北中米W杯アジア最終予選でフルメンバーの代表戦力として招集を猛プッシュした。

「藤田やMF松木玖生(FC東京)など、どんどん若い選手に経験を積ませたほうがいい」と、武田氏はW杯をにらんで若手登用の重要性を強調。五輪経由のW杯へ、藤田にかかる期待は大きい。

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