自律神経の乱れが整う「音読」意識したい4つの点 コロナ禍で声出す機会が減少、疲れやすい体に
東洋経済オンライン / 2024年3月28日 13時30分
疲れや体のだるさを感じる要因の1つに、「自律神経のバランスが崩れること」が挙げられます。「それならば自律神経のバランスを整えればいい」というわけですが、それがなかなか難しいのです。
ご存じの方も多いかもしれませんが、自律神経とは、心臓や腸、胃、血管などの臓器を「自律的」に動かすための神経のことです。「自律」という言葉通り、私たちの意思とは関係なく24時間休まず働いています。
この自律神経には、体を興奮させる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」の2つがあります。日中、活発に活動している時には交感神経が働き、心拍数が増えたり、瞳孔が拡大したり、消化が抑えられたりします。
逆に、夜になると副交感神経が働き、眠くなったり、心拍数が減ったり、消化が促進されたりします。これらの活動を私たちの意思でコントロールすることはできません。
「眠くなろう!」と思って眠くなることはありませんよね。夜になって、食事を取って、お風呂に入ると、自然と副交感神経が作用して、眠くなるわけです。
この、「自律的に」というのがなかなか厄介なところです。人間関係のストレスやプレッシャー、気圧など、なんらかの影響で自律神経のバランスが乱れてしまうと、そのバランスを自分で取り戻すことはなかなか難しいからです。
だからこそ、自律神経の乱れによって発生する疲労や不眠、なんとなくの不調などは、だらだらと長続きしやすいです。まして、コロナのように生活習慣を変えてしまう程のインパクトから以前のバランスを取り戻すまでには、相当な時間がかかるでしょう。
「みんなと同じことをしているのに自分だけ疲れる」「寝ても寝ても疲れが抜けない」「病院に行くほどではないが、ずっと不調が続いている」という人は、自律神経がバランスを崩したまま戻らない状態に陥っている可能性が高いです。
音読で自律神経が整うメカニズム
それでも「自力で」自律神経を整える方法は、いくつかあります。その中で最も簡単な方法が、音読です。
音読によって自律神経が整う理由は大きく2つです。1つは、自分の声を聞くことで、客観的に自分のバランスを把握できるから。もう1つは、音読自体にリラックス効果があるからです。
音読によって声を出し、自分の声を聞き、リズムのよい呼吸をすると、セロトニンという脳の興奮を抑えるホルモンが分泌され、自律神経がリラックス(副交感神経が優位な)状態へと切り替わります。
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