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新キャンパー「ニンジャ」からくり仕掛けの正体 1200万円超、大容量収納を実現したギミック

東洋経済オンライン / 2024年3月31日 12時30分

室内の後方から前方に広がるリビングエリアには、L字型ソファとテーブル、2人掛けシートをセット。リアエントランス式のため、一般的モデルのようにリビングに入り口がないぶん、スペースはより広い印象だ。また、テーブルを取りはずし、マットを敷き詰めればフルフラットのベッドスペースに。就寝時だけでなく、座敷スタイルのリビングとしての活用も可能だ。

そして、車体前方、運転席の上部にも、バンクベッドと呼ばれる就寝スペースを備える。ベッド部は、使う際にフロア部分を引き出すことで拡張でき、ゆったりとしたスペースを確保する。また、使わないときにはフロント側へ収納することで、リビングの天井を高くでき、圧迫感のない快適な空間を演出する。

ほかにも、このモデルには、ボイラーを装備することで、温水シャワーの利用も可能で、冬場の洗い場などにも重宝する。また、リビングエリアの棚には家庭用エアコンも設置。快適な室内温度を設定できるほか、ウッド調のカバーを装備することで、室内インテリアにマッチさせる工夫も施している。なお、このモデルの価格(税込み)は、停車時に展開すると車外の日よけとして使えるサイドオーニングなどのオプションが付いた展示車両の場合で、1433万1000円だ。

大容量収納で独自性をアピールする

依然として活況なキャンピングカー業界では、近年、1000万円を超す高級モデルについても、激しいシェア争いが続いている。そのため、各メーカーでは、それぞれ独特の手法を用いて差別化を図り、より多くのユーザーへの訴求を図っている。

今回紹介したニンジャも、室内の豪華さなどに加え、大容量の収納スペースを確保するといった付加価値を加味することで、他社モデルにない独自性を追求した例だといえる。今後も、こうしたオリジナル性を追求しつつ、ユーザーの快適性や利便性などをさらに高めたモデルが、続々と登場することが予想できる。

平塚 直樹:ライター&エディター

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