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「実はプライドが高い?」子どものメンタル育成法 12歳までの環境が大きく影響する

東洋経済オンライン / 2024年4月10日 15時0分

小さいお子さんで、まだ遊びたいようなら「まだ遊びたいんだね」と、その気もちをいったん受け止めます。そのうえで「じゃあ、終わったらおいで」と、自分で終わりの時間を決められるようにします。

こうした声かけは、子どもに自己決定する力をつけるだけでなく、何よりお母さん、お父さんが楽になります。なぜなら、子どもを急がせたり待たせたりする必要がなくなるからです。

忙しいし、急ぎたい大人の事情もよくわかりますが、「もう学校に行く時間だよ」「早く、早く!」などと時間で子どもを動かそうとすると、子どもが自己決定する機会を奪ってしまいます。

自立する子どもに育つ3つの言葉かけ

ここでは自己決定することができ、自立できるようになる3つの言葉かけを紹介します。

① 「あなたの考えていることを教えてもらってもいいかな」「あなたの意見を聞かせてもらってもいいかな」

あなたの考えていること、意見を聞かせてほしいとうながすことは、子どもに自分自身の意見を見いださせる機会や、選択肢を与える機会を養うことにつながります。

②「(使ってみたときのことを)考えてみようか」

文房具でもおもちゃでも、何かを買うときなどにかける言葉です。

たとえばペンを買おうとしたときに、「実際にこのペンで書いてみたときのことを考えてみて」などと伝えます。

そうすることで、子どもは自分の頭のなかで想像し、自己決定する力がついてくるのです。

③「どんなよいことと、よくないことがあるかな?」

迷ったときの声かけです。小さいお子さんには難しいですが、10歳くらいになったら、こんな声かけをしてあげましょう。

大きなことでなくてもかまいません。買いものをするときでさえ、迷っているときに「もう、さっさと決めて」などといっていませんか?

子どもによいこと(メリット)とよくないこと(デメリット)を聞くなんて……と思われる親御さんもいるかもしれません。

迷ったときピンと来たほうを選ぶ、ということがあってもいいですが、子どものときからメリットとデメリットを考える習慣をつけてあげることは、自己決定できる力をつける後押しになるでしょう。

中島 輝:心理カウンセラー

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