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「先の見えない仕事」挫折しないための2つの鉄則 手応えのない時ほど、ブレずに着実に歩を進める

東洋経済オンライン / 2024年4月12日 18時0分

「手応えのない砂漠」は、旅のなかで最も長い部分だ。ここでは、あらゆることを試してみるが、何もうまくいかない。

プロダクトを作っても、うまくいかない。プロダクトを作ってうまくいっても、ユーザーが来ない。プロダクトを作ってうまくいき、ユーザーがきても……定着しない。

失敗するスタートアップのほとんどが、この砂漠での旅のあいだに脱落する。

本物の砂漠でも、スタートアップにたとえた場合でも、砂漠を歩いて横断するときには、避けたほうがよいことが2つある。

1.方向を変えない。変えてしまうと、同じ場所をぐるぐる回る恐れがある(砂漠で道に迷ったかもしれないときは、「ピボット(事業の方向転換や路線変更)」をするタイミングではない)。

2.燃料を切らさない。燃料(スタートアップの場合には資金)は、砂漠の真ん中では非常に高価だ。

「早く失敗する」起業家ほど成功の機会が増える

失敗の旅はいつでも、PMF(プロダクトマーケットフィット)を達成する(基本的には、ユーザーに対する価値を生み出す)ことからはじまる。

PMFを達成したら、ビジネスモデルの構築でも、海外展開でも、スケールの仕方を学ぶにしても、次の旅程のチケットを購入することになる(それはそれで、また別の失敗の旅となる)。

PMFが見つかれば、成功への道を進んでいる。見つからなければ、死んでしまう。

旅の各行程で、最も重要になるのは、どれだけ早くリカバーできるかであり、早くリカバーするには、早く失敗しなければならない。

次のアイデアやコンセプト、テーマへの挑戦に向けて、どれだけ早く持ち直すことができるか。

この「早く失敗する」手法を取り入れる起業家は、単純に成功の機会が増える。

ユリ・レヴィーン:起業家

樋田 まほ:翻訳者

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