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ひと言で子どものやる気を上げる「声かけ10選」 自己肯定感が高まるポジティブな言葉

東洋経済オンライン / 2024年4月17日 8時30分

たとえばテストの結果が望んだものより低かったり、目標に達していなかった場合でも、「今回のテスト、一生懸命やったよね。そのことが大切なんだよ」と、伝えるのです。

テストの結果ではなく、一生懸命やったことにフォーカスすることで、どんな結果でも肯定的にとらえることができます。これが子どもの肯定脳、肯定感情をつくるためにはとても必要なことなのです。

⑧「いつも自分を信じ大切にしていいんだよ」

お母さん、お父さんが子どもにこの言葉をかけることは、まずないのではないでしょうか。

「わたしはあなたを信じているからね」と子どもに伝える親御さんは多いのですが、10歳を過ぎたら、いつも自分で自分を信じていいんだよということを連呼してもいいくらいだと思っています。

すると子どもは、自分自身を大切にすることや、自分を信じてちゃんと生きていこうとする力がつきます。

短所を長所に変換する「リフレーミング」

⑨「あなたの個性はとてもすばらしいよ」

子どもの個性や特性に対して、肯定的な声かけをしましょう。

たとえばいつもほかの子よりもゆっくりで動作が遅い子に対して、「あなたはいつも自分のペースでじっくりとり組めるのね」。ひといちばい敏感で繊細な子に対して、「感受性(感じる心)が豊かだね」などと伝えます。

これは「リフレーミング」と呼ばれるもので、短所に見えるものを長所ととらえてポジティブ変換する方法です。

子どもが小学校に入るころには、まわりの友だちと比較して、自分の個性や特性を自覚しはじめます。点数などの数字や運動能力などでわかりやすく評価され、否定的なことを言われることがあるかもしれません。

でも少なくとも家庭でお母さん、お父さんが肯定的にとらえている空気があれば、子どもは自己肯定感を下げることなく、個性を発揮していけるようになっていきます。

⑩「いっしょに楽しもうね」

子どもが何かをやるときに、ぜひいっしょに楽しんでください。これはストレートに自己肯定感が高まる言葉です。「ここにいていいんだ」「ここにはぼく(わたし)の居場所があるんだ」と無条件に感じることができ、自信があふれてくる言葉です。

子育てをしていると、どうしても「まったくもう!」「いい加減にして!」など、自分のネガティブな感情を吐き出してしまうこともありますよね。

ネガティブな言葉は、子どもの脳を育てないことが研究でもわかっています。「言葉のかかわりはポジティブに具体的に」、これがきほんです。

少しずつでいいので、今日から自己肯定感が育つような言葉を伝えていきましょう。そうすることで、子どもの肯定感情と肯定脳はどんどん育っていきます。

中島 輝:心理カウンセラー

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