ひと言で子どものやる気を上げる「声かけ10選」 自己肯定感が高まるポジティブな言葉
東洋経済オンライン / 2024年4月17日 8時30分
1メートルの成長である必要はありません。0.1ミリでいいんです。
難しいことではありません。コツは“その子”を見ればいいだけ。
「昨日より5分早く起きられたね」でもいいですし、もっといえば「『おはよう』の“は”が昨日より大きな声で言えたね」なんてことでもいいんです。
もちろん親御さんも忙しいので、毎日じっくり子どもを観察することなんてできないのもわかります。だからこそ、いっしょにいられるわずかな時間、朝起きたとき、食事のとき、送り迎えのとき、歩いているとき、手を洗うとき、おふろの時間、遊ぶ時間、テレビを見る時間、おやすみ前の時間、いつでもいいです。
子どものいいところを探し、0.1ミリでも成長したところはどこかな? と探すゲームのような感覚で楽しんでみましょう。
自己肯定感が高まるポジティブな言葉10選
わたしたちは言葉で思考しています。ですから、ふだんからお母さん、お父さんなどまわりの大人からどんな言葉をかけられているかは、とても重要です。
少し厳しい表現になりますが、親が不適切な言葉かけをすると、子どもは不適切な言葉や思考を覚えてしまいます。
ここでは、自己肯定感が高まるポジティブな言葉かけを10個ご紹介します。実際、わたしがお子さんとのセッションでも意識してかけていた言葉ばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
①「〜しようね」
「〜をしてはダメでしょ!」。こんなふうに親はよかれと思って注意をします。でも、子どもからすれば何を求められているのか想像できませんし、お母さん、お父さんが怒っていること、自分が否定されたことだけが強烈に子どもに伝わってしまいます。
「〜しないで」「〜してはダメ」といった否定の表現より、「〜しようね」とすべきことをポジティブに具体的に伝えましょう。
たとえば、「騒がないで」「走り回っちゃダメ」→「静かに聞こうね」「ここでじっとしていてね」というように。そのほうが何をしたらいいのかはっきりわかり、学びにもつながります。
②「あなたの○○を見ているよ」
先にも少し触れましたが、努力やプロセスを見ていたことを伝えます。
たとえば「あなたががんばってきている姿をわたしは見ていたよ」というように、努力を認めていたり、プロセスをきちんと見てくれていたりすると、子どもはさらにポジティブになっていきます。
見た目より考え方や感じ方、感性をほめる
③「あなたの○○はすばらしいね」
これは目に見えないものをほめるときに伝えます。
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