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5時間待ちも、「中目黒のスタバ」が繰り出す仕掛け ここで生み出されたアイデアが全国の店舗に波及

東洋経済オンライン / 2024年4月27日 13時30分

スターバックスを語る際の有名な言葉に「コーヒービジネスではなく、ピープルビジネス」がある。最近はあまり言わなくなったが、かつては「サードプレイス」(自宅でも職場や学校でもない第3の場所)という言葉を掲げ、「店で働くパートナーがスターバックスらしさを実現することでサードプレイスが生まれる」という言い方もしていた。

現在も同社が大切にする3本柱は「人(PEOPLE)」「コミュニティ(COMMUNITY)」「地球(PLANET)」で、この3つを軸にした活動を続けている。

日本の喫茶文化を考察してきた筆者は、スタバの躍進は「適度なカッコよさ」と「身近さ」の両輪だと考える。「ロースタリー 東京」はカッコよさがあるが、あまりお高くとまらない。

アメリカ発祥だが、時に日本文化をリスペクトする姿勢も持つ。前述した「落語でコーヒーを味わう」もそうだが、2019年には「スタアバックス珈琲」を期間限定で展開した。

同社の従業員からよく出てくる言葉が「インスピレーション(ひらめきや啓示)」と「インスパイア(刺激や触発)」だ。「ロースタリー 東京」はその象徴でもあるのだろう。

高井 尚之:経済ジャーナリスト、経営コンサルタント

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