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キムタク主演「Believe」物語のカギ握る"3要素" 今まで木村拓哉が演じてきた役柄とは一味違う

東洋経済オンライン / 2024年5月2日 14時0分

木村拓哉主演「Believe」(写真は公式サイトより引用)

話題作が多い春ドラマのなかで、もっとも注目を集める木村拓哉主演のテレビ朝日木曜ドラマ『Believe―君にかける橋―』が4月25日にスタートした。

【写真】キムタク主演「Believe」妻の玲子(天海祐希)の言葉が物語のカギを握る?

近年も、ほぼ毎年のように連続ドラマで主演を務める木村拓哉だが、本作ではここ数年演じてきたヒーロー的な役柄とは異なる人物像を演じている。

※以下、1話のネタバレがあります。ご注意ください。

真実にフタをした主人公の人生再生の物語

本作で木村拓哉が演じるのは、大手ゼネコン・帝和建設の橋づくりに情熱を燃やす土木設計部長・狩山陸。東京都が心血を注ぐ一大プロジェクトに設計責任者として携わり、数年にわたる奮闘の日々を送ってきたが、死者が出る大事故が発生してしまう。

警察は事故発生の原因には、設計変更があったとし、狩山はその責任者として業務上過失致死傷罪に問われた。そして実刑の有罪判決を受け、刑務所に収監される。

しかし、その事故発生の本当の原因は、下請け会社が強度の低い、安物の資材を使用していたことにあった。「帝和建設を守るため」として、社長・磯田典孝(小日向文世)に隠蔽を頼まれ、出所後を約束された狩山は、真実にフタをして刑を受け入れたのだ。

そんな最中に、狩山が収監された刑務所に、妻・玲子(天海祐希)が面会に訪れる。玲子は、自身ががんに侵され、余命が短いことを告げた。

それを知った狩山は、真実を明かして裁判のやり直しを求めることを決意する。Believeは、真実を隠し通そうとする会社と闘う、狩山の人生再生の社会派ヒューマンドラマになる。

ここ数年連続ドラマで木村拓哉が演じてきたのは、『グランメゾン東京』(TBS系・2019年)のフランス料理シェフ、『BG〜身辺警護人〜第2章』(テレビ朝日系・2020年)のボディガード、『未来への10カウント』(テレビ朝日系・2022年)での人生のリングに返り咲く高校ボクシング部のコーチ、『風間公親-教場0-』(フジテレビ系・2023年)の新人刑事の刑事指導官、などだ。

大雑把にくくれば、いずれも孤高の天才が周囲を巻き込み、または周囲に影響を与えながら未来を切り開いていく成功物語と言えるだろう。職業は異なるが、演じてきた人物像には共通するヒーロー性がある。

木村拓哉の強烈な個性が宿るそれらの役は、アンチからは“何を演じてもキムタク”と言われながらも、彼が演じるからこそ生まれる圧倒的なオーラをまとうキャラクターを体現し、スターの存在感を存分に放ってきた。

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