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PSG戦控えるソシエダ、久保建英ら主力温存でセビージャに敗戦…公式戦3連敗に【ラ・リーガ】

超ワールドサッカー / 2024年3月3日 0時3分

ラ・リーガ第27節、セビージャvsレアル・ソシエダが2日にサンチェス・ピスファンで行われ、ホームのセビージャが3-2で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英はベンチ入りも出場機会はなかった。

7位のソシエダは、公式戦連敗のバウンスバックを期して15位のセビージャ戦に臨んだ。前節のビジャレアル戦で1-3の完敗を喫したラ・レアルは、直近のコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのマジョルカ戦もPK戦の末に敗戦。格下相手にファイナル進出を逃す厳しい結果となった。

週明けに0-2からの逆転を目指すチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)を控えるなか、公式戦連敗ストップを狙ったアウェイゲームでは先発6人を変更。久保やル・ノルマン、メリーノら主力をベンチに置き、パチェコやアランブル、トゥリエンテスら控え選手を起用。サディクとアンドレ・シウバを2トップに配した[4-4-2]で臨んだ。
ホームアドバンテージにコンディション面で優位に立つセビージャが良い入りを見せる。開始3分には高い位置でプレッシャーをかけてボールを奪い切ったイザーク・ロメロが馬力のある仕掛けでボックス左に侵入し、GKと一対一の決定機を迎えるが、ここはGKレミロの好守に阻まれる。

その後、ソシエダがザハリャンのミドルシュートで際どいシーンを作り出し、ここからのオープンな展開が予期されると、その予想通りに試合が動く。

まずは11分、セビージャのセットプレーの二次攻撃からハンニバルのシュートをボックス内で足元に収めたロメロがすかさずシュート。これはGKレミロの好守に阻まれるが、こぼれ球に詰めたエン=ネシリが難なく押し込んだ。続く13分にはGKからのロングボールを頭で繋いでロメロのショートスルーパスでボックス左に抜け出したエン=ネシリが角度のないところから強烈な左足の弾丸シュートを突き刺し、瞬く間にドブレーテを記録した。

好調2トップの活躍によってホームチームが2点のリードを得て余裕を持った試合運びを見せる中、前半のうちに1点でも返したいラ・レアルは徐々にボールを握って相手陣内でのプレーを増やしていく。

2トップの高さをシンプルに活かしたクロスに加え、中盤3枚で埋め切れないスペースでボールを引き出しながら中央でのコンビネーションも仕掛けていく。だが、最後のところで粘る相手の堅守をこじ開けるまでには至らず。

前半終盤は完全に膠着状態に陥っていたが、ソシエダがワンチャンスを活かして1点を返す。前半アディショナルタイムに背後へ飛び出したアンドレ・シウバがDFセルヒオ・ラモスのハンドを誘発。これを自ら古巣のゴールに決め切った。

ホームチームの1点リードで折り返した試合。少し嫌な終わり方となったホームチームは前半終盤に負傷したヘスス・ナバスをハーフタイムで下げてフアンル、53分にはハンニバルに代えてスソと早いタイミングで交代カードを切っていく。

後半も引き続き膠着状態が続いたが、より優勢に進めていたセビージャがセットプレーからゴールをこじ開ける。66分、セットプレーの二次攻撃から右サイドのオリベル・トーレスが正確なクロスを上げると、ボックス中央に飛び込んだセルヒオ・ラモスのヘディングシュートがゴール左隅に決まった。

この3失点目で敗色濃厚となったソシエダは、すでにブライス・メンデスを投入していたものの、切り札の久保やメリーノの投入を自重。代わってベッカー、ウルコ・ゴンサレスをアンドレ・シウバ、スビメンディという主力に代えて投入した。

後半終盤にかけては交代選手を中心に攻勢を強めたラ・レアルがホームチームを押し込むと、6分が加えられた後半アディショナルタイムの92分にはブライス・メンデスがペナルティアーク手前からの直接FKを左隅に突き刺して再び点差を縮める。

だが、同点ゴールを奪うまでには至らず。セビージャに競り負けたソシエダは、一部主力に休養を与えたものの、公式戦3連敗でPSG戦に臨むことになった。

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