特集2016年11月27日更新

ご当地グルメ特集~関東編~

旅の楽しみのひとつである、その土地ならではの“ご当地グルメ”。今回は関東エリアを特集します。知名度抜群の定番料理から、あまり聞いたことはないけれど美味しいと評判の料理など、魅力的なご当地グルメが目白押しです。

茨城県

いわずと知れた納豆の名産地。もちろん水戸納豆は定番グルメとして外せませんよね。ただそれ以外にも豊富な海産物を使った料理が注目なのです。

茨城といえばやっぱりこれ!水戸納豆

堂々の1位に輝いた旅めしは、茨城県の名産といわれる「水戸納豆」が選ばれました。「水戸納豆」は昔から小粒な大豆が主流で、風味や食感が良く食べやすいと全国から人気を集めています。また、名産地ならではの食べ方も豊富で「3種の納豆食べくらべ」を朝食で提供している宿泊施設もあります。特に人気があるのは、「旅めしランキング」の9位にもランクインした「そぼろ納豆」です。「そぼろ納豆」は茨城県発祥で、納豆を切干大根と一緒にタレで漬け込んであり、旅行客からは「どこにでもある素材なのにこんなに美味しい調理方法を知らなかった」と好評です。

茨城ならではの「あんこう鍋」

「あんこう鍋」はあんこう、野菜、スープを一緒に鍋に入れて煮込んだ茨城の鍋料理で、多くの宿泊施設でも提供されています。また、「あんこう鍋」のなかでも、スープを入れず野菜の水分と肝の風味と味噌だけで味付けされた、通の味「どぶ汁」は濃厚なコクを味わうことができ、茨城県を10回以上旅行しているリピーターから「茨城以外でなかなか食べられない」と人気を集めました。

茨城で今アツい町・大洗の「海鮮丼」

大洗漁港の目の前にある大洗海鮮市場に隣接する「海鮮どんぶり亭」。旬の海産物(はまぐり・ホタテ・エビ等)を焼いた「浜焼き」や、新鮮なお刺身が味わえる海鮮丼が人気。
地元で獲れた海産物を中心にタコ、イカ、白魚、鯛、甘エビ、雲丹など約10種類ものネタを堪能できるスペシャル海鮮丼(1680円)。

栃木県

浜松餃子と餃子ナンバー1のしのぎを削る宇都宮餃子の他、もはや全国区の人気のあのラーメン。そして戦後から60年続くという珍しい牛乳は栃木県民のソウルドリンクです。

栃木に来たからにはやっぱり…「宇都宮餃子」

誰もが認める宇都宮餃子の代名詞として知られる「みんみん」の餃子は、野菜の比率が高く、キャベツよりも白菜が多いのが特徴。ニラ、長ネギ、玉ねぎなどの芳醇な甘みと、シャキシャキした食べ応えが後を引く、焼面がパリパリで中がもちもちの皮とのコンビネーションが絶妙で、50年以上愛され続けてきた歴史も納得の美味しさだ。

珠玉の黄金スープ「佐野ラーメン」

「佐野ラーメン」は、栃木県佐野市が発祥のご当地ラーメンです。竹で麺を打つ「青竹打ち」で作られた手打ち麺は、独特の歯ごたえが最大の特徴とされ、佐野市の銘水から作られたスープは、珠玉と呼ばれるほど透き通った黄金スープです。今回のアンケートでは、栃木県を10回以上訪れている回答者が「佐野ラーメン」を選んでおり、その最多理由に「味付けが絶妙」と回答していることからも、多くのファンが虜となっているようです。

栃木県民のソウルドリンク「レモン牛乳」

実際に飲んでみたが、爽やか系のバニラアイスを溶かしたような風味をしており、後味がスッキリの甘い牛乳といった感じ。レモン味というわけではないが、レモンっぽい香りはする。そのアクセントは味というより爽やかさに寄与していると感じた。ちなみに無果汁!! でもしっかり美味しいから不思議!!

群馬県

群馬県の定番ご当地グルメと言ってパッと思い浮かぶ人は少ないかもしれません。でも実は県内で採れる食材を活かした美味しい料理や、組み合わせが信じられない珍品料理などバラエティに飛んだご当地グルメがたくさんあるのです。

元祖・群馬スイーツと言えばコレ「焼きまんじゅう」

同SAの焼きまんじゅうも、蒸したまんじゅうを竹串に刺し、味噌ダレを裏表に塗って火にかけるという昔ながらの製法で作られる。焦げ目が食欲をそそり、口に含むと甘くて濃厚な味噌ダレの風味と、柔らか食感のまんじゅうが好バランスだ。1パックに4つ大きなまんじゅうが入り、小腹を満たすのにちょうどよい分量。

実は群馬は「すき焼き応援県」

すき焼き応援県である群馬県では、全ての食材が県内産でまかなえる「すき焼き自給率100%県」の「すき焼き」を群馬ならではのおもてなし料理として、さらには県民の食として一層の定着を図るため、関係団体等と連携して「ぐんま・すき焼きアクション」を進めています。この取組を県内だけにとどめず、東京から全国に発信することを目的として、東京都内ほか27店舗の群馬県産農畜産物販売協力店による「ぐんま食彩フェア2016」を、「ぐんま・すき焼きの日」である11月29日(火)より開催いたします。

ウマすぎる!高崎名物「鶏めし弁当」

そんな群馬県に絶品中の絶品と呼び声高い弁当がある事をご存知だろうか?
それが今回ご紹介する弁当「鶏めし弁当」だ。
・昭和9年から販売されているロングセラー弁当、それが「鶏めし弁当」
こちらの弁当が発売されたのは、なんと1934年(昭和9年)。
1934年と言えば、渋谷駅の駅前に忠犬ハチ公像が建立された年。
このお弁当も渋谷駅のハチ公像と同様、多くの人々から愛され続けて、現在もなお、多くの人々の旅行のお供として、美味しい味わいを提供しつづけているのだ。

どう考えてもマズ…激ウマ!「伊勢崎もんじゃ」

「これ、甘じょっぱいせんべいみたいな味ッス。砂糖醤油の味ッスね。イチゴっぽい風味はほとんどなくて、純粋に砂糖醤油味のもんじゃ焼きとして食べられるッス。あと具材が少ないから、食事じゃなくておやつっぽい感覚で食べられるッス。おやつとして食べるなら全然ありッスね! むしろ激ウマッス!!」

埼玉県

B級グルメと言えば焼き鳥や焼きそばのイメージが強い方も多いのではないでしょうか。丹念に炭火で焼いた、やきとんや、食べ応えのありそうな太麺の焼きそばは見ているだけでお腹が空きます。

意外?埼玉グルメNo1は「やきとん」!

そんな埼玉の旅めし1位に輝いたのは、埼玉B級ご当地グルメの「やきとり(やきとん)」となりました。特に有名なのが東松山市の「やきとり」。一般的に「やきとり」というと鶏肉を想像しますが、東松山市の「やきとり」は豚のカシラ肉を使うのが特徴です。炭火で丹念に焼きあげ、辛いみそだれをつけて食べる東松山独自のスタイルは、昭和30年代に誕生し今もなお根強い人気を保っています。東武東上線東松山駅を中心に約100軒のお店で楽しめるので、埼玉旅行の夜は焼き鳥屋巡りを観光コースに入れるのもおすすめです。

地元民に愛される「川越太麺焼きそば」

川越では、「焼きソバ=太麺」という定義とのこと。日本における高度成長期、焼きソバは子供たちにとって最高のおやつだったそうです。「まことや」の麺も食べごたえのあるモチモチとした太麺で、いまでも子供たちにとっては最高のおやつで、さらにかつて親しんだ大人からも愛される一品です。

うまい、うますぎる!「十万石まんじゅう」

そして餡子は北海道産の小豆を使用したコシ餡で、餡子もまた繊細に仕上がっている。口に入れた瞬間にパッと広がるような、優しい甘さを持っている。記者(私)は正直「うますぎる」は言い過ぎだろうとちょっと勘ぐっていたが、おいしさに驚き食べた瞬間に言葉を失った。これはウマい、本当にウマい。棟方志功が「うますぎる」と言ったのもうなずけた。

千葉県

漁業あり、農業ありの千葉県はそれこそ、海の幸、山の幸のご当地グルメがたくさん。そしてここ数年で一躍有名となった勝浦タンタン麺も外せません。

海の幸の宝石箱や~!「房総の海鮮丼」

リゾートエリアとして人気の「南房総」では、新鮮な海の幸や、漁師料理が楽しめます。中でも定置網で獲れた魚介類を使った海鮮丼は、お手頃価格とボリュームの多さが話題を呼び、週末には多くの観光客が押し寄せているようです。お客さまの声には「近所の道の駅で食べた海鮮丼は、漁協が直営している店の人気メニューです。地元でも美味しい海鮮料理の店として、人気がありオススメ」「海鮮丼は思った以上のボリュームで蟹汁もついていてとてもおいしかったです」などと好評を博しています。

千葉といえば落花生「ピーナッツソフトクリーム」

ソフトクリームは甘さが抑えられており、ピーナッツのコクと香ばしさが際立つ。また、クランチがトッピングされており、ピーナッツ本来のザクザクした心地よい食感がアクセントになっている。

今や千葉を代表するB級グルメ「勝浦タンタンメン」

ーー「勝浦タンタンメン」は、当地の海女さんや漁師さんが海仕事の後に冷えた体を温めるメニューとして定着しました。普通のタンタンメンが、擦ったゴマとラー油を合わせているのに対して、『麺屋 陸5K軒』の「勝浦タンタンメン」(800円)は醤油ベースのスープにラー油をふんだんに使った、ラー油系タンタンメンといったところで、辛い中にタマネギやひき肉の甘みが加わって食べやすいです。食べ終わると本当に体が芯から温かくなるということで、女性にも人気のメニューなんです。

東京都

世界有数の美食が揃う東京で、あえて紹介したいのは江戸の料理文化の残る一品と、下町の味、そして見た目のインパクト大の新進気鋭のご当地うどんです。

江戸の食文化を代表する「江戸前アナゴ」

お箸をのばした池田沙絵美さんは一口食べるや表情を変え、「香ばしい!」とまず一言。つづけて「表面はパリッとしてるので香ばしさを感じるんですけど、中身はふんわりなんですよ」とコメント。さらに「口の中に入れた瞬間にほろほろと穴子の身がほどけていくくらい柔らかくて、優しい甘みですね…」と旬の穴子の味わいに感動した様子。余韻を噛みしめながら「繊細な味なんですよ」とコメントを締めた。

昔ながらの庶民の味「もんじゃ焼き」

また第2位には、東京下町の伝統料理として知られる「もんじゃ焼き」がランクインしました。「もんじゃ焼き」を代表する街として知名度を確立している月島(東京都中央区)の西仲通り商店街には、70店以上のもんじゃ焼き屋が存在します。下町の雰囲気漂う商店街は、「もんじゃ焼き」のおいしい匂いが漂い、子供から大人まで熱々のとろりとしたもんじゃを、フーフーしながら食べる鉄板料理は、皆で気取らずに食べられる庶民の味として親しまれています。

近年注目のご当地うどん「武蔵野うどん」

それでは、いよいよ久しぶりの武蔵野うどんをいただくとしましょう。……うん、懐かしい! 小麦と醤油と肉の味がストレートに口の中で広がります。余計なものは一切入っていない感じのシンプルな味付けは昔のまま。素材の味がすごくよくわかる味付けなのです!
肉汁はかなり濃い目に作られているはずなのですが、そんな肉汁にうどんを浸しても、うどんからかなり強烈に小麦の味が感じられるのもスゴいです。普通のめんつゆでは完全にうどんに負けてしまうから、肉汁をかなり濃い目に作っているのでしょう。
小麦の風味をかなり強烈に味わえるという点では、他のうどんとかなり差別化できている点だと思います。武蔵野うどんのファンはこういった部分にハマるのではないでしょうか。

神奈川県

歴史的文化遺産や横浜など観光地が多く、海に面した土地の多い神奈川県はご当地グルメの宝庫です。

プリップリの歯ごたえがたまらない「しらす丼」

「島童子(しまわらし)」では大ぶりの皿に釜揚げしらすと生しらすを半分ずつのせた「ハーフしらす丼」を頂いた。
もちろん釜揚げしらすだけ、生しらすだけの丼もあるが、ここは欲張って両方を試させてもらう。さすがに地元で獲れたてなだけあって、まったく生臭さを感じさせない。しかも大振りのしらすの歯ごたえが、たまらないのだ。
量はそれなりにあるので、江の島を制覇したお腹に丁度良かった。

中華街で愛される「シューマイ」

3位には、またも中華料理の定番「シューマイ」がランクインしました。横浜中華街のほぼすべての中華料理店で食べることができる料理ですが、それぞれの店が独自の調理方法と味にこだわりを持っているため、中華街観光の際には「食べ比べ」をしてお気に入りの味を探すことができます。

とろみがやみつきになるご当地ラーメン「サンマー麺」

サンマーメンは、サンマがのっているわけではありません。
漢字だと「生馬麺」と書きます。生(サン)=新鮮でしゃきしゃきした、という意味があり、馬(マー)=上に載せるという意味です。この漢字の意味からもわかるように新鮮な野菜や肉を炒めてシャキシャキした具を麺の上に載せることから、サンマーメンと名付けられたのです。寒い冬でも、餡がよく絡んでいるサンマーメンを食べたら体が温まること間違いなし。昔も今もハマッ子に愛されている、人気の一品と言えるでしょう。

今や神奈川の新たな名物「厚木シロコロ」

店主がテーブルに置かれた七輪でシロコロをコロコロと転がしながらじっくりと焼き上げたのを3人は自家製の味噌ダレと青唐辛子味噌を合わせたタレにつけて食べ「やわらかい」「甘い、中からね噛むとね、この輪っかの中から出てくるの」「うわーすてき!」「脂が甘いんだけどこれがピリッとしてるし」「あっ、言ってた通り中から出てくるね、旨味がすごい!」「美味しい」などとコメントした。

いかがでしたか。どれも美味しそうで魅力的な料理ばかりでしたね。旅先のお目当てとして、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。