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【タイ】学生ビザ延長の申請が困難に=ほとんど取り調べ状態

Global News Asia 2014年9月24日 18時21分

 2014年9月23日、バンコクのタイ語学校に通う筆者の知人が学生ビザの延長のためにイミグレーションに行った。そこで担当の職員に非常に不快な思いを味わされたという。

 知人は学校側の用意してくれた書類やパスポートのコピーなどを提出。職員はそれを細かくチェックしてから、「本当にタイ語学校に通っているのか」「書類だけを用意してもらったのではないのか」「本当はタイで何をやっている。正直に言え」など、まるで容疑者の取り調べのような詰問を受けた。

 しかし、「自分の名前をタイ語で書いてみろ」と言われ、知人がスラスラと書いてみせると、「どうやら本当にタイ語を勉強しているようだな」と心証は逆転。ビザ延長の審査は無事に通ったという。

 近頃、タイのビザラン(ノービザでタイへの出入国を繰り返して滞在期間を延長すること)が厳格化されたため、この知人のように、タイ語学校に入学して学生ビザを取得してタイ滞在を続ける人も少なくない。

 しかし、学生ビザを取得したからといってそれで安心なわけではない。学生ビザは3か月ごとに延長の手続きを取らねばならず、その際に延長が許可されるかどうかはイミグレーションの担当の職員の判断に委ねられるからである。

 もし延長が却下されたらどうなるか。ある程度の滞在日数の猶予は与えられるだろうが、すぐに荷物をまとめてタイを出ていくしかないのである。

【取材/撮影 : 小林ていじ】

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