米8紙、オープンＡＩとマイクロソフト提訴 著作権侵害で

　４月３０日、ニューヨーク・デイリー・ニューズやシカゴ・トリビューンなど米８紙は、生成ＡＩ（人工知能）を開発する米新興企業オープンＡＩと同社に出資する米マイクロソフトを著作権侵害で提訴した。写真はオープンＡＩのロゴ。ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで昨年２月撮影（２０２４　ロイター／Dado Ruvic）

Blake Brittain

[３０日 ロイター] - ニューヨーク・デイリー・ニューズやシカゴ・トリビューンなど米８紙は３０日、生成ＡＩ（人工知能）を開発する米新興企業オープンＡＩと同社に出資する米マイクロソフトを著作権侵害で提訴した。

米ヘッジファンド、アルデン・グローバル・キャピタルのメディアニュース・グループ傘下８紙は、両社がＡＩ製品を学習させるために記事を違法にコピーしたと主張している。

米紙ニューヨーク・タイムズやザ・インターセプトなども両社に対して同様の訴訟を起こしている。

オープンＡＩの広報担当者は「報道機関をサポートするために製品と設計プロセスに細心の注意を払っている」と述べた。マイクロソフトの広報担当者は提訴についてコメントを控えている。

メディアニュースの弁護士はロイターに対し、オープンＡＩが大成功を収めたのは他人の著作物のおかげだと指摘。両社は許可を得たり、対価を支払ったりせずにコンテンツを奪って逃げられると思っていると主張した。