オープンＡＩ、音声サービス構築迅速化で新技術 開発者に提供開始

　対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」を運営する米オープンＡＩは１０月１日、開発者が同社のＡＩ技術に基づき音声対応ＡＩサービスを容易に構築できるようにする新たなツール群を発表した。５月２０日撮影のイメージ写真（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration）

[１日 ロイター] - 対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」を運営する米オープンＡＩは１日、開発者が同社のＡＩ技術に基づき音声対応ＡＩサービスを容易に構築できるようにする新たなツール群を発表した。

音声サービスの開発にこれまで必要だった３つ以上のプロセスを一本化し、リアルタイムの反応を可能にした。従来は音声の指示内容（プロンプト）を文章に起こし、文章ＡＩモデルで回答を生成してから、別のモデルで音声に変換する必要があった。

新たなツール群は開発者向けに試験提供を開始した。

オープンＡＩは売上高の大部分を同社のＡＩ技術で自社アプリを構築する企業から得ている。

グーグルの親会社アルファベットを含むテクノロジー大手は、動画や音声、文章などさまざまな種類のデータを解析できるＡＩモデルを自社サービスに組み込んでおり、競争が激化している。