オミクロン株の新派生型2種、当初株感染の免疫迂回か=南ア研究
ロイター / 2022年5月2日 15時35分
5月1日、新型コロナウイルス感染が再び増えている南アフリカの複数の研究機関によると、昨年11月に命名された当初のオミクロン株感染歴のある人の抗体に対し、新たな派生型「BA.4」と「BA.5」がすり抜ける可能性が示された。写真は、米シカゴにあるマクドナルドの店舗でワクチンの追加接種を受ける男性。昨年12月撮影(2022年 ロイター/Jim Vondruska)
[ヨハネスブルク 1日 ロイター] - 新型コロナウイルス感染が再び増えている南アフリカの複数の研究機関によると、昨年11月に命名された当初のオミクロン株感染歴のある人の抗体に対し、新たな派生型「BA.4」と「BA.5」がすり抜ける可能性が示された。ただ、ワクチン接種済みの人の血中抗体量は減少がはるかに食い止められたという。
両派生型は世界保健機関(WHO)が先月に監視対象に含めた。
研究では当初のオミクロン株に感染していた39人の血液を採取。ワクチン未接種の24人の血液サンプルは「BA.4」と「BA.5」にさらすと、当初のオミクロン株にさらした場合に比べて抗体形成減少が約8倍近いペースになった。米ファイザーないしジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の接種が済んだ15人では、3倍のペースにとどまった。
研究は1日までに査読前論文の形で発表された。
当局者や研究者は4月28日、南アが予想よりも早くコロナ感染の第5波に入りつつあるかもしれないと表明。「BA.4」と「BA.5」が原因との見方を示していた。同国でコロナワクチン接種を終えた比率は約3割にとどまっている。今回の研究も、両派生型が新たな感染の波につながっている可能性があると指摘している。
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