米、イスラエルのレバノン作戦を支持 紛争拡大リスクでも
ロイター / 2024年10月4日 6時13分
米国務省のミラー報道官は3日、イスラエル軍によるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対する空爆と「限定的な」地上作戦について、イスラエルの当初の目標を超えて拡大するリスクがあると認めつつも、米政権は現時点で支持していると明らかにした。写真はイスラエルのアパッチ攻撃ヘリ。イスラエル北部から同日撮影(2024年 ロイター/Jim Urquhart)
[ワシントン 3日 ロイター] - 米国務省のミラー報道官は3日、イスラエル軍によるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対する空爆と「限定的な」地上作戦について、イスラエルの当初の目標を超えて拡大するリスクがあると認めつつも、米政権は現時点で支持していると明らかにした。
ミラー報道官は定例記者会見で、全ての紛争の性質は「流動的」かつ「予測不可能」であるため、イスラエルがレバノン南部でヒズボラのインフラを一掃し、避難しているイスラエル市民を帰還させるという目標の達成にどの程度の時間がかかるかは不明とした。
その上で「最終的には停戦と外交的解決を望むが、われわれは現時点でイスラエルがテロリストに裁きを受けさせるのは適切と考えている」と述べた。
イスラエル軍は同日、地上侵攻したレバノン南部で、新たに20を超える町の住民に避難指示を出した。避難を警告された町はこれで70に上る。レバノン政府によると、これまでに120万人超の市民が避難を余儀なくされている。また、イスラエル軍は3日未明にベイルート中心部を空爆し、レバノン保健当局によると、9人が死亡した。
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