米政府が法にのっとり適正に審査と強く信じる＝ＵＳスチール買収で日鉄

　９月５日、日本製鉄は、米鉄鋼大手ＵＳスチールの買収について「米国政府により、法にのっとり、適正に審査されるものと強く信じている」とのコメントを発表した。４月撮影（２０２４年　ロイター/Issei Kato）

Ritsuko Shimizu

［東京　５日　ロイター］ - 日本製鉄は５日、米鉄鋼大手ＵＳスチールの買収について「米国政府により、法にのっとり、適正に審査されるものと強く信じている」とのコメントを発表した。

バイデン米政権は、国家安全保障上の懸念を理由に日鉄によるＵＳスチール買収計画を阻止する方針を近く発表する見通しとの報道を受けた。

日鉄は、対米外国投資委員会（ＣＦＩＵＳ）からの審査結果は受領していないとし「関係当局による審査開始以降、この買収が国家安全保障上の懸念がないことを米国政府に対して明確に伝えてきた」と強調。「日鉄によるＵＳスチールへの投資は、日鉄だけが実行可能」とし「この投資によって、ＵＳスチールと米国鉄鋼業界全体は、より強固な基盤を築くことができる」との見方を改めて示した。