景気一致指数2カ月連続でマイナス、判断「下方への局面変化」に下げ
ロイター / 2024年4月5日 15時9分
内閣府が5日公表した2月の景気動向指数(速報値、2020年=100)は、指標となる一致指数が前月比1.2ポイント低下の110.9と2カ月連続で低下した。資料写真、2015年5月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
Yoshifumi Takemoto
[東京 5日 ロイター] - *写真を付けて再送します
内閣府が5日公表した2月の景気動向指数(速報値、2020年=100)は、指標となる一致指数が前月比1.2ポイント低下の110.9と2カ月連続で低下した。
工場稼働停止の影響で自動車・自動車部品の生産が減少したため、輸出数量指数や耐久消費財出荷指数、投資財出荷指数が大幅に悪化したことが影響した。
内閣府は自動車関連の生産停止の影響について「一時的」とみているが、同指標から一定の算出式で決まる基調判断は、従来の「足踏みを示している」から「下方への局面変化を示している」に下方修正した。判断引き下げは2カ月連続で、連続の引き下げは2012年9月、10月以来。
先行指数は前月比2.3ポイント上昇の111.8と2カ月ぶりに上昇した。鉱工業用生産財や最終需要財の在庫率改善や、消費者態度指数、東証株価指数などが押し上げに寄与した。
(竹本能文)
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