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日経平均は急反落、円高進行でセンチメント悪化し全面安

ロイター / 2020年3月6日 15時43分

 3月6日、東京株式市場で日経平均株価は急反落した。写真は東京株式市場で2018年10月撮影(2020年 ロイター/ISSEI KATO)

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は急反落した。前日の米国株式市場が大幅安となったほか、円高が急速に進んだことが嫌気され、輸出関連株を中心に全面安商状。新型コロナウイルスの影響が日々拡大する中、円高が市場のセンチメントを一段と悪化させ、終日売り優勢の展開となった。

5日の米国株式市場は、新型ウイルスの感染拡大や経済への影響を巡る不透明感から値動きの荒い展開となった。米国では新たな感染がニューヨークやサンフランシスコでも確認されたことも手伝い、主要株価3指数は大幅反落して取引を終了。一方、外為市場ではドル/円が105円台まで円高に振れ、これが市場のセンチメントを一段と悪化させている。

日経平均は下値の目安として意識されるPBR1倍の水準にあたる2万0700円台まで下げたが、今後について「日本株の資産価値という意味でTOPIXのPBR1倍を下値の目安となる」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)といった指摘もあった。ちなみに、TOPIXのPBR1倍の水準は1390ポイント前後。そこから現時点でのNT倍率から算出した日経平均の水準は1万9500円前後となる。

また、市場では「日銀のETFの買いが入っているようだが、それに売りをぶつけている格好で、全体的に反発力が弱い。週末に新型ウイルスに関して新たな悪材料が出るリスクもあるため、積極的に買う動きはないようだ」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声も聞かれた。

TOPIXも大幅安。東証33業種では全業種値下がりする中、6.38%の下落率となった鉄鋼の下げがきつい。東証1部の売買代金は2兆8335億2400万円。個別では、トヨタ自動車<7203.T>をはじめ輸出関連株が総じて軟調。1部上場企業の97%が値下がりする全面安の中で、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が逆行高となった。

東証1部の騰落数は、値上がり40銘柄に対し、値下がりが2114銘柄、変わらずが9銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20749.75 -579.37

寄り付き    21009.80

安値/高値   20613.91─21061.20

TOPIX<.TOPX>

終値       1471.46 -44.25

寄り付き     1492.34

安値/高値    1464.55─1493.57

東証出来高(万株) 174964

東証売買代金(億円) 28335.24

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