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日経平均は反落、配当落ちで 月末控え利益確定も

ロイター / 2024年3月28日 15時26分

 3月28日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比594円66銭安の4万0168円07銭と、反落して取引を終えた。写真は2月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比594円66銭安の4万0168円07銭と、反落して取引を終えた。きょうは3月末決算銘柄の配当と株主優待の権利落ち日で、指数の押し下げ要因となり、実質的には小幅安だった。3月末を控えて利益確定売りが出たとの指摘もあった。

日経平均は前営業日比438円安と反落してスタート。その後は下げ幅を縮小する場面もみられたが、再び売りが強まった。指数寄与度の大きい銘柄の一角や半導体関連株が値下がりし、日経平均は一時700円超安の4万0054円06銭まで下落した。一方、足元で売られていた銘柄が買われるなど、循環物色の動きもみられた。

市場では「配当落ち分や、3月末を控えて一部の投資家が利益確定売りを出しているようで、日本株は上値が重い」(三菱UFJアセットマネジメントのチーフファンドマネジャー・石金淳氏)との受け止めが聞かれた。

市場関係者からは為替動向に関心を寄せる声が多く聞かれ、「当局の為替介入の警戒感もあり、円安基調が続いているからといって輸出株が買われる流れではなくなっている」(国内証券・ストラテジスト)との意見もあった。三菱UFJAM・石金氏は「いずれ為替が円高反転することを踏まえると、内需系セクターは買いでいいとみている」と話した。

TOPIXは1.73%安の2750.81ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆9134億4000万円だった。東証プライム市場指数は前営業日比1.73%安の1415.86ポイントだった。東証33業種では、鉱業以外の32業種が値下がり。パルプ・紙、陸運、鉄鋼などの値下がりが目立った。

個別では、東京エレクトロンが小幅安、アドバンテストが1%超安、信越化学工業が3%超安だった。指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループは小幅安だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.60%安の734.79ポイントと、5日続落した。新規上場した情報戦略テクノロジーは公開価格の2.21倍の1021円で初値を付け、1321円まで上昇。同じく新規上場のカウリスは公開価格を87.9%上回る2875円で初値を付け、一時3225円まで上昇。2957円で取引を終えた。

プライム市場の騰落数は、値上がり224銘柄(13%)に対し、値下がりが1362銘柄(82%)、変わらずが24銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 40168.07 -594.66 40324.42 40,054.06─

40,482.02

TOPIX 2750.81 -48.47 2766.19 2,745.04─2

,780.27

プライム市場指数 1415.86 -24.98 1424.26 1,412.91─1

,430.99

スタンダード市場指数 1272.86 -15.56 1275.24 1,272.86─1

,281.67

グロース市場指数 924.28 -5.47 929.11 924.20─935

.17

グロース250指数 734.79 -4.44 739.05 734.65─744

.09

東証出来高(万株) 198744 東証売買代金(億円 49134.40

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