米FRB、量的緩和時には購入対象拡大すべき=ボストン連銀総裁
ロイター / 2020年3月7日 5時57分
[ワシントン 6日 ロイター] - 米ボストン連銀のローゼングレン総裁は6日、新型コロナウイルスの流行により、米連邦準備理事会(FRB)が経済刺激策として量的緩和政策(QE)の導入を余儀なくされた場合、より広範な証券や資産を購入対象にすべきと述べた。
ローゼングレン総裁は、ニューヨークで開催されるシャドー・オープン・マーケット・コミッティー向けの準備原稿で、「FRBがより広範な証券や資産を購入できるようにすべき」と指摘。それには米議会が決めたFRBの責務を変更する必要があるとした。
またFRBが政策金利を実質的にゼロまで引き下げることを余儀なくされた場合、米10年債利回りが低下するなど状況が変化し、2007─09年のリセッション(景気後退)時に実施した米国債と住宅ローン担保証券(MBS)のみの購入では効果が限定される可能性があるため、購入対象を広げる措置が必要になると指摘。「このような金利環境下でリセッションが起こった場合、グレート・リセッション時およびそれ以降に実施した緩和時ほど、米長期債の大規模購入による金利低下余地はほとんどない」と語った。
さらにFRBが政策を変更する場合には、中銀の損失を補償するという米財務省との合意を伴うべきとした。
購入対象となり得る他の証券や資産に関する言及はなかった。
米国でのマイナス金利導入に関しては懐疑的な見方を示した。
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