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COP28参加国は「虚勢張らず高い目標を」、事務局長が呼びかけ

ロイター / 2023年12月7日 11時51分

 12月6日、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のサイモン・スティル事務局長(写真)は記者会見し、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の参加各国は虚勢を張るのをやめて高い目標を掲げ、「化石燃料の時代」に終止符を打つ方法で合意する必要があると述べた。写真はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1日撮影(2023年 ロイター/Thaier Al Sudani)

William James Kate Abnett Gloria Dickie

[ドバイ 6日 ロイター] - 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のサイモン・スティル事務局長は6日に記者会見し、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の参加各国は虚勢を張るのをやめて高い目標を掲げ、「化石燃料の時代」に終止符を打つ方法で合意する必要があると述べた。

将来の石炭や石油、ガス利用や廃止を巡る参加国間の意見対立が先鋭化したことを受け、議論の進展を強く求めた形だ。

5日に示された最終合意文書の第2次草案では、化石燃料の利用停止に言及しない案から、完全な段階的廃止案まで3種類があった。

世界は現在、気候変動目標の達成から大幅に逸脱している状態。スティル氏は約200カ国の交渉担当者に重要な進展を遂げるよう催促し「全ての政府が交渉担当者に明確な『進軍命令』を出さなければならない。われわれに必要なのは点数や最小公倍数の政治ではなく、最高の野心だ」と述べた。

交渉担当者は、最終合意のあるべき姿について国際的な一致点を交渉する次の段階のため、それぞれの政府の担当閣僚に作業を引き継ぐ見通しだ。

米国の気候変動担当のケリー大統領特使は記者会見で、今週はこれまでのところ「非常に良い週」だったが、排出削減のペースを加速する必要があると述べた。

外交官らはロイターに対し、化石燃料の完全な段階的廃止の反対論を主導しているのはロシア、サウジアラビアと、世界最大の炭素排出国の中国だと語った。

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