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原油先物は上昇、中東情勢激化による供給減を警戒

ロイター / 2024年5月7日 10時42分

原油先物価格は7日のアジア市場序盤の取引で上昇している。写真は、米テキサス州で稼働中のポンプジャッキ。2019年11月24日に撮影。(2024年 ロイター/Angus Mordant)

[北京 7日 ロイター] - 原油先物価格は7日のアジア市場序盤の取引で上昇している。イスラム組織ハマスとイスラエルの停戦交渉が続く中、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ最南部ラファでハマス拠点を攻撃した。

北海ブレント原油先物は0010GMT(日本時間午前9時10分)時点で0.46ドル(0.55%)高の1バレル=83.79ドル。米WTI先物は0.46ドル(0.59%)高の78.94ドル。

ハマスは6日、ガザでの休戦案を受け入れると発表した。一方、イスラエル側は受け入れられない要素が含まれるとし、合意には至っていないとしている。

また、イスラエル軍はガザ最南部ラファ東部でハマスを標的とした的を絞った攻撃を実施していると発表した。

中東情勢の激化で原油供給が途絶えるとの懸念が相場を下支えしている。サウジアラビアがアジアなどへ販売する6月の原油価格を引き上げたことも、今夏の旺盛な需要への期待につながり価格を下支えした。

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