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IEA、24年石油供給は「比較的潤沢」 市場の落ち着き見込む

ロイター / 2024年3月8日 8時37分

 3月7日、国際エネルギー機関(IEA)の石油市場・産業部門責任者トリル・ボソニ氏は、今年の国際石油市場について、需要の伸びが鈍化する一方で、供給は米大陸で増加するなど、「比較的潤沢」になると述べた。パリで2023年12月撮影(2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

Nerijus Adomaitis

[オスロ 7日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)の石油市場・産業部門責任者トリル・ボソニ氏は7日、今年の国際石油市場について、需要の伸びが鈍化する一方で、供給は米大陸で増加するなど、「比較的潤沢」になると述べた。

今後の需要増加ペースや夏季の需要の強さ、予期せぬ供給停止がこの見通しを左右することになるとした。ノルウェーのオスロで開かれた業界イベントの合間にロイターに語った。

石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は自主減産の延長で合意したばかりだが、IEAは「比較的落ち着いた市場」を想定していると述べた。

ボソニ氏によると、石油需要の伸びは昨年の日量約230万バレルから今年は120万─130万バレルに減速する見込み。

IEAは供給量が過去最高の約1億0380万バレルに増えると予想。米国、ブラジル、ガイアナなどOPECプラス以外の生産国が伸びをけん引するとみている。

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