中国特化ヘッジファンド、7月のパフォーマンス好調=ゴールドマン
ロイター / 2023年8月8日 17時25分
ゴールドマン・サックスはリサーチ・ノートで、ロング・ショート戦略を採用する中国特化ヘッジファンドの7月のパフォーマンスが1月以来最も好調だったと指摘した。写真はニューヨークのゴールドマン本社で2021年11月撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)
[香港 8日 ロイター] - ゴールドマン・サックスはリサーチ・ノートで、ロング・ショート戦略を採用する中国特化ヘッジファンドの7月のパフォーマンスが1月以来最も好調だったと指摘した。
中国株は7月、政治局会議で当局者が資本市場への支持を明確に表明し、景気支援の大規模緩和策の導入を示唆したことを好感して上昇した。
ゴールドマンがまとめたデータによると、今年中国に焦点を当てたロング・ショート戦略ファンドのリターンは4%を超えた。
しかし、銘柄選びの難しさを反映するとされるアルファ・リターンはマイナス4.2%と低水準にとどまっている。
ゴールドマンによると、ヘッジファンドは今年、7月第3週までは中国株の大幅な売り越しだった。
しかし7月24日の政治局会議後は一転して買いが優勢となり、A株や米国上場株がその流れをけん引した。
MSCI中国株指数は政治局会議以降約7%反発しているが、具体的措置の詳細がほとんど発表されていないため、最近では動きが停滞している。
BofAセキュリティーズは7日付のアナリストノートで、投資家は反発が数週間限りなのか、数カ月なのか、中国市場の本格的な転換なのか見定めようとしているとの見方を示した。
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