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豪コモンウェルス銀、23年度は過去最高益 競争激化が利益率圧迫へ

ロイター / 2023年8月9日 9時23分

 8月9日、豪最大手コモンウェルス銀行(CBA)発表した2023年6月期通期決算は純利益が過去最高を更新した。シドニーで2018年撮影(2023年 ロイター/Edgar Su)

[9日 ロイター] - 豪最大手コモンウェルス銀行(CBA)が9日発表した2023年6月期通期決算は純利益が過去最高を更新した。ただ、24年6月期については競争激化や消費者の需要減退が利益率を圧迫すると警告した。

顧客が預金先を変更する動きやホールセール部門の資金調達コスト上昇も利益率に響く可能性があるとし、政策金利の上昇が悪影響の一部を相殺するとの見通しを示した。

マット・コミン最高経営責任者(CEO)は「消費者の需要鈍化や景気減速を目の当たりにしており、中小規模の法人顧客を中心に消費減少の影響を注視している」と述べた。

23年度は純利益が101億6000万豪ドルと過去最高益を記録。シティが公表したビジブル・アルファ集計の市場予想(101億1000万豪ドル)を若干上回った。

純金利マージンは2.07%と、昨年の1.90%から上昇。中央銀行の利上げで上半期に押し上げられたものの、借り入れコスト上昇や競争激化で下期に5ベーシスポイント(bp)低下して2.05%になった。

与信関連費用はインフレ圧力や金利高、住宅価格下落を要因に11億1000万豪ドル。

CBAは10億豪ドル(6億5380万ドル)分の追加の自社株買いを発表。最終配当は2.40豪ドルとし、年間配当は過去最高の4.50豪ドルとなった。

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