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中国7月CPI、2年5カ月ぶりマイナス PPI下落続く

ロイター / 2023年8月9日 12時0分

中国国家統計局が9日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.3%下落した。CPIの下落は2021年2月以来。写真は、中国河南省のショッピングモールのネオンサイン。2019年1月27日に撮影。(2023年 ロイター/Yawen Chen)

[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が9日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.3%下落し、2021年2月以来2年5カ月ぶりにマイナスとなった。需要の低迷が経済を圧迫している現状を浮き彫りにした。

下落率はロイターがまとめた市場予想の0.4%よりもやや小さかった。6月は横ばいだった。

7月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.4%下落し、10カ月連続のマイナスとなった。市場予想は4.1%下落で、6月は5.4%下落していた。

長引く不動産不況や輸出入の減少で中国経済が減速する中、CPI統計はデフレ圧力が強まっているという懸念を助長する内容となった。

ただ、当局はそうした懸念を否定しており、中国人民銀行(中央銀行)の劉国強副総裁は先月、今年下半期にデフレリスクはないと述べた。

政府の今年のCPI上昇率の目標は約3%で、2022年実績の2%を上回っている。

当局がこれまで景気刺激策を講じたにもかかわらず、住宅市場の不振や若年層の失業率高止まりが続き、海外勢の対中投資意欲が後退していることから、国内の消費者と製造業者は慎重姿勢を崩していない。

先月の共産党政治局会議後に投資家の追加景気対策への期待は高まったが、具体的な内容が出てこないことで株式市場には失望感が広がっている。

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