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米景気軟着陸で値上がり業種は広範囲か=モルガン・スタンレー

ロイター / 2024年1月9日 11時46分

 1月8日、米モルガン・スタンレーの株式ストラテジストチームは顧客向けメモで、米景気のソフトランディング(軟着陸)シナリオに伴って今年はヘルスケア株から工業株、小型株まで幅広い業種で値が上がる可能性があると指摘した。写真はニューヨーク証券取引所で昨年12月撮影(2024 ロイター/Brendan McDermid)

Lewis Krauskopf

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーの株式ストラテジストチームは8日付の顧客向けメモで、米景気のソフトランディング(軟着陸)シナリオに伴って今年はヘルスケア株から工業株、小型株まで幅広い業種で値が上がる可能性があると指摘した。上昇幅は景気の強さ次第という。

マイケル・ウイルソン氏が率いる同チームによると、市場参加者やマクロ指標予想担当者の多くが今年の景気が軟着陸すると予想し、その中には景気減速やインフレ鈍化、米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和転換が含まれるという。

そうした背景により、「ディフェンシブのグロース株」であるヘルスケア株、景気遅行の工業株の堅調が見込まれるほか、大型優良株も値上がりする可能性があるという。

名目成長率の加速を伴う軟着陸シナリオでは「リスク資産に幅広く有益な結果」がもたらされると予想し、小型株や景気敏感株のほか、運輸や銀行株などが相場をけん引するとみる。

一方で景気が落ち込むハードランディング予想の投資家は依然30%ほどいると同チームはみている。このシナリオが現実化した場合、古くからディフェンシブ株となっているヘルスケア株や公益株、生活必需品株が脚光を浴びそうだが、値上がりペースで見れば大型株は小型株よりも大きそうだという。

同チームは「(金利や所得などの)マクロ変数と景気指標の結果を巡る市場の予想コンセンサスが不安定で、株式相場は今年も紆余曲折を経そうだ」と指摘した。

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