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米シェブロン、ミャンマーのガス田権益を譲渡 軍政とタイ企業に

ロイター / 2024年4月9日 13時21分

 米エネルギー大手シェブロンは8日、ミャンマーのヤダナ天然ガス事業から撤退したと明らかにした。写真は同社のロゴ。ベネズエラのカラカスで2022年12月撮影(2024年 ロイター/Gaby Oraa)

Timothy Gardner

[ワシントン 8日 ロイター] - 米エネルギー大手シェブロンは8日、ミャンマーのヤダナ天然ガス事業から撤退したと明らかにした。

シェブロンは同ガス田の権益41.1%を売却する代わりに、同事業に出資するタイのPTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)とミャンマー石油ガス公社(MOGE)に分配した。

MOGEは2021年のクーデターで国軍に接収された。

ガス田のオペレーターを務めるPTTEPは5日、ヤダナにおける権益が62.96%に増加したと明らかにしていた。

シェブロンの広報担当者は今回の措置について「21年のクーデターと現在進行中の人道危機を受け、統制のとれた秩序ある方法でミャンマーから撤退するという当社の意向を実現するものだ」と述べた。

同社は22年1月にミャンマーからの撤退を表明。23年2月にはヤダナの権益を含む同国資産の売却で合意したと明らかにしていた。

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