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10日の日経平均は4日続落、米株安と円高警戒から上値重く

ロイター / 2021年11月10日 16時20分

東京株式市場で日経平均は4日続落。写真は、取引時間中の東証内部。2020年10月2日に撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続落。前日の米国株式市場が下落したほか、円高に対する警戒感から上値が重い展開が継続している。日本時間の12日朝に発表を控えているMSCI指数の定期入れ替えも、買い手控えの材料となった。

9日の米国株式市場は下落し、連日の最高値更新に終止符を打った。利益確定の動きに加え、インフレ懸念が幅広い売りにつながった。その後、時間外取引で米株先物が軟調に推移し、日経平均は一時プラスになる場面があったものの、円高を懸念する空気も強いことから、総じて売りが先行する展開となった。

一方、MSCI定期入れ替えについては「5月に入れ替え時は、除外によって数千億規模の資金が流出したとの観測もある。今回の入れ替えは確定してはいないものの、少なからず相場の重しとはなっているようだ」(国内証券)との声が聞かれる。

市場では「決算発表の内容は総じてみると悪くはないが、コスト高要因で下方修正する銘柄も目立つ。物色を選別するため、決算発表が一巡するまで様子見する投資家が多いのではないか」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との指摘もあった。

TOPIXは0.54%安。東証1部の売買代金は、2兆5202億7100万円と細っている。東証33業種では、ゴム製品、空運業、鉄鋼などが下落し、パルプ・紙、海運業などの値上がりが目立つ。個別では、ソフトバンクグループが反落し、東京エレクトロンもさえない。半面、日産自動車が大幅高となった。

東証1部の騰落数は、値上がり873銘柄に対し、値下がりが1213銘柄、変わらずが97銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 29106.78 -178.68 29209.06 29079.77

─29296.88

TOPIX 2007.96 -10.81 2017.67 2006.50

─2021.61

東証出来高(万株) 115329 東証売買代金(億円) 25202.71

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