午前の日経平均は続伸、米ハイテク株高を好感 伸び悩む場面も
ロイター / 2024年4月23日 12時15分
4月23日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比99円45銭高の3万7538円06銭と続伸した。写真は株価ボードの下を歩く男性。都内で2022年6月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)
[東京 23日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比99円45銭高の3万7538円06銭と続伸した。米ハイテク株高を好感した買いが先行した。一方、利益確定売りが上値を抑えて伸び悩み、一時マイナスに転じる場面もあった。 日経平均は358円高で寄り付いた後、379円高の3万7817円78銭に上値を伸ばした。ただ、米ハイテク株高を受けて朝方に総じて堅調だった半導体関連株が徐々に上げ幅を縮めて軟調に転じた場面では、日経平均も伸び悩み一時41円安と小幅マイナスに沈んだ。 市場では、今週の上昇は、売られ過ぎの反動による自律反発にすぎないとの受け止めが聞かれ「上値追いは限られる。半導体関連株には利益が乗っている分、利益確定売りが出やすい」(別の国内証券のアナリスト)との声があった。 日本固有の事情として大型連休が控えていることもあり「連休明けまではポジションを落とさざるを得ない。上がれば上値を抑えられるといった値動きは続きそうだ」(東海東京インテリジェンス・ラボの中村貴司シニアストラテジスト)との見方が聞かれた。 日米で企業決算が本格化してくるほか、週末には米個人消費支出(PCE)価格指数の発表もある。今週から来週にかけて日米の中銀会合も控えている。米インフレの再加速や地政学リスクへの警戒感がくすぶる中では「好決算銘柄の選別物色はあっても、大きくポジションは取れない」(中村氏)という。 TOPIXは0.15%高の2666.42ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆9345億1600万円だった。東証33業種では、値上がりは保険や電気・ガス、銀行など19業種で、値下がりは金属製品や海運、ゴム製品など14業種だった。 レーザーテックが年初来安値を更新したほか、デンソーは軟調。赤字予想に下方修正したLIXILは年初来安値を更新した。一方、見通しを上方修正した大阪ガスは大幅高。東京海上HLDGやファーストリテイリングは堅調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが898銘柄(54%)、値下がりは694銘柄(42%)、変わらずは60銘柄(3%)だった。
この記事に関連するニュース
-
訂正-日経平均は続伸、米株高を好感 決算手掛かりに個別物色も
ロイター / 2024年4月30日 15時50分
-
午前の日経平均は大幅続伸、ハイテク強い 先物主導で上昇弾み
ロイター / 2024年4月24日 12時17分
-
日経平均は続伸、米ハイテク株高が支援 一巡後は伸び悩み
ロイター / 2024年4月23日 15時38分
-
午前の日経平均は反落、米CPI前に持ち高調整 中小型株に物色も
ロイター / 2024年4月10日 11時57分
-
午前の日経平均は反発、米金利の上昇一服を好感 期初の売り一巡も
ロイター / 2024年4月4日 12時3分
ランキング
-
1黒田東彦・日銀前総裁「円安は一時的」…NYの講演で見解、マイナス金利解除・利上げは「当然のこと」
読売新聞 / 2024年5月3日 17時45分
-
2円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
3いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
4インフレ・金利上昇、マンション購入は急ぐべき? 長期では、マンション所有は3つのリスクの塊
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 11時10分
-
5東京で「舟通勤」は定着するか? ノー渋滞で快適も、課題は山積み
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月3日 8時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください