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香港とシンガポール、「トラベルバブル」開始へ 隔離なしで渡航可能に

ロイター / 2020年11月11日 14時5分

 11月11日、香港とシンガポールの当局は11日、新型コロナウイルス対策の隔離措置なしで相互に渡航者を受け入れる「トラベルバブル」を11月22日から開始すると発表した。写真はシンガポールで10月撮影(2020年 ロイター/Edgar Su)

[香港/シンガポール 11日 ロイター] - 香港とシンガポールの当局は11日、新型コロナウイルス対策の隔離措置なしで相互に渡航者を受け入れる「トラベルバブル」を11月22日から開始すると発表した。

まず、両都市間で1日各1便を運航し、1便当たりの乗客数を200人に制限して開始。12月7日からはそれぞれ1日2便に増やす計画という。運航便はキャセイ・パシフィック航空<0293.HK>とシンガポール航空 が提供する。

どちらかの都市で新型コロナの感染状況が悪化した場合は、受け入れを停止する。

シンガポールの運輸相は、香港とのトラベルバブルは安全を確保しつつ、管理された手段で両都市間の開放を可能にすると指摘。「小さな一歩かもしれないが、重要な前進だ。感染を抑制し、国境の開放を模索している他の国や地域にとり有益な参考例になるだろう」と述べた。

渡航者は指定の便への搭乗が義務付けられるほか、新型コロナの検査を受ける必要がある。隔離は必要なく、渡航目的も制限されない。

香港は非居住者の入境を3月から禁止しており、シンガポールとのトラベルバブルは他の都市との間での初の渡航再開となる。中国本土やマカオから香港への渡航者は引き続き、14日間の隔離が必要となる。

香港当局によると、広東省やマカオに滞在する香港住民の適格者は11月23日から香港での隔離が免除されるという。

シンガポールはすでに中国、インドネシア、日本、マレーシア、韓国から必要不可欠な出張や公務での渡航を受け入れており、ブルネイ、ニュージーランド、ベトナムなど一部の国から一般の渡航者の入国も認めている。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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