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【SNSで話題】エアコン冷房「室外機に濡れタオル」で節電になるのか - ダイキンが検証結果を発表

マイナビニュース / 2024年4月25日 9時42分

画像提供:マイナビニュース

ダイキン工業は4月24日、エアコンの効果的な節電方法と具体的な節電効果の検証結果を発表した。

節電を意識したエアコンの適切な使用が求められる中、同社が2023年7月に実施した「エアコンの節電に関する実態調査」では約6割の人がエアコンの節電方法を誤解している結果となっており、エアコン使用時の効果的な節電方法の認知を広げる必要性が伺える。そこで今回、節電方法として誤解されやすい4つのケースについて、効果的な節電方法と具体的な節電効果の検証が実施された。
○検証1.エアコン冷房の風量設定は「弱」と「自動」でどちらが節電?

まず、エアコン冷房の風量設定「弱」と「自動」それぞれで、日中11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量を計測し、1ヵ月あたりの電気料金の違いを調査した。

エアコン冷房の風量「弱」と風量「自動」の消費電力量を比較した結果、風量「弱」が3.85kWh、「自動」が2.79kWhとなり、風量「自動」の方が消費電力量が約3割少ないという結果となった。1か月換算では、風量「自動」は「水平」と比べて電気代が約990円少なくなる。吹出口からの気流が弱い風量「弱」の方が節電につながりそうに思えるが、今回の調査では、風量「自動」の方が節電につながる結果となった。

このような結果になる理由は、風量「弱」にすると、室内機の中にある冷たくなった熱交換器を通過する空気の量が減り、部屋の中を涼しくするのに時間がかかるから。そのため、風量「自動」に比べて風量「弱」の方が、圧縮機の運転にかかる負荷が増加し、より多くの電気を使ってしまうことになるという。

○検証2.エアコン冷房の風向設定は「ななめ下」と「水平」でどちらが節電?

エアコン冷房の風向設定「ななめ下」と「水平」それぞれで、日中11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量を計測し、1ヵ月あたりの電気料金の違いを調査した。

エアコンの冷房運転時の風向「ななめ下」と「水平」の消費電力量を比較した結果、「ななめ下」が3.76kWh、「水平」が2.77kWhとなり、風向「水平」の方が消費電力量が約3割少ないという結果に。1か月換算では風向「水平」は「ななめ下」と比べて電気代が約930円少なくなる。

人がいる場所に冷たい風を直接送る「ななめ下」の方が節電につながりそうに思えるが、今回の調査では、風向「水平」の方が節電につながる結果となった。

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