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豪金利、需要抑制とインフレ鈍化につながっている=中銀総裁補

ロイター / 2023年10月11日 12時50分

 10月11日、オーストラリア準備銀行(中央銀行)のケント総裁補は、金利上昇が需要を抑制し、インフレ鈍化につながっているとの認識を示した。写真はシドニーで2020年5月撮影(2023年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のケント総裁補は11日、金利上昇が需要を抑制し、インフレ鈍化につながっているとの認識を示した。その上で、さらなる引き締めが必要になる可能性もあると改めて指摘した。

講演で、過去の利上げの影響がようやく出始めているとし、「需要の伸び鈍化によるインフレへの影響が強まりつつある」と指摘。個人消費が弱いことから、さまざまな小売業者が値引きを行っている報告があると語った。

また、すでに記録的な水準に達している家計の住宅ローン返済額が固定金利の借り換えに伴いさらに増える見込みだとした。金利上昇は消費よりも貯蓄を促しているとも述べた。

「金利上昇による影響波及の遅れは、経済全体への影響がさらに出てくることを意味し、今後のインフレ率の押し下げ要因になるだろう」と語った。

「依然として高すぎるインフレ率を合理的な時間枠で目標まで確実に戻すには追加引き締めがある程度必要になる可能性がある」とも述べた。

消費者需要の弱さや労働市場の減速を踏まえると、中銀はこれまでの利上げによる経済への影響を見極める時間があると指摘。今後発表される第3・四半期の消費者物価統計が政策にとって重要だが、唯一の考慮事項ではないとした。

また、現時点で豪国債の保有削減を加速する計画はないと述べた。

市場が織り込む次回11月の会合での利上げ確率は15%程度にとどまっており、金利がピークに達した可能性は50%を超えている。

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