1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

ブラジル3月消費者物価、前月比0.16%上昇 予想下回る

ロイター / 2024年4月11日 9時43分

 ブラジル地理統計院(IBGE)が4月10日発表した3月の消費者物価指数の前月比上昇率は0.16%で、2月の0.83%から鈍化し、2023年7月以来の低水準となった。写真は、リオデジャネイロ市内の食品を販売しているマーケットの様子。2022年4月8日に撮影(2024年 ロイター/Ricardo Moraes)

Andre Romani

[サンパウロ 10日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が10日発表した3月の消費者物価指数の前月比上昇率は0.16%で、2月の0.83%から鈍化し、2023年7月以来の低水準となった。ロイターのエコノミスト調査による予想の0.25%も下回った。

季節調整要因から2月の物価指数を押し上げた教育費が、3月は急激に伸びが鈍った。指数に占める比率が高い食品・飲料も伸びが減速した。

前年同月比は3.93%の上昇と、昨年6月以来の低水準。2月は4.50%、エコノミスト予想は4.01%だった。

アダジ財務相は記者会見で「ブラジルのインフレは抑え込まれている。われわれは、インフレは沈静化しつつあり、購買力を守るという政府の方針が影響を受けることはないと繰り返し説明してきた」と述べた。

キャピタル・エコノミクスの新興市場チーフエコノミスト、ウィリアム・ジャクソン氏は3月の物価統計について「ブラジル中銀が6月に50ベーシスポイント(bp)の追加利下げに踏み切る可能性は高まる」と述べつつ、政策当局者はサービス分野の物価の基調的な高さなどに懸念を抱いている可能性があり、金融緩和のペースが減速する公算が最も大きいとの見方を示した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください