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北朝鮮がICBM級ミサイル、74分間飛行 高度6000キロ超える

ロイター / 2023年7月12日 14時55分

 日韓の防衛当局は12日午前、北朝鮮が弾道ミサイル1発を東へ向けて発射したと発表した。日本の防衛省によると、ミサイルは高度6000キロを超えるICBM級で、1時間以上飛行して北海道西方の日本のEEZ外に落下した。写真は2021年4月、中国の丹東市で撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

[東京/ソウル 12日 ロイター] - 日韓の防衛当局は12日午前、北朝鮮が弾道ミサイル1発を東へ向けて発射したと発表した。日本の防衛省によると、ミサイルは高度6000キロを超える大陸間弾道弾(ICBM)級で、1時間以上飛行して北海道西方の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下した。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは今年12回目。直近は6月15日に2発を発射した。北朝鮮はここ数日、米偵察機が同国経済水域に侵入したなどと米国への非難を繰り返していた。

防衛省によると、北朝鮮は午前9時59分ごろ内陸部から弾道ミサイル1発を発射。約74分間飛行し、11時13分ごろ北海道奥尻島の西方約250キロの日本海に落下した。韓国軍は1000キロ飛行したと分析している。

松野博一官房長官は会見し、通常よりも角度を付けて打ち上げるロフテッド軌道で発射したとみていることを明らかにした上で、「今後も各種ミサイルの発射や核実験の実施など、さらなる挑発行為に出てくる可能性はあると考えている」と語った。日本は北京の外交ルートを通じて北朝鮮に抗議した。

日米韓の外交当局は局長級の電話協議を開いた。北大西洋条約機構(NATO)首脳会議参加のためリトアニアを訪問中の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領は、この後会談を予定している。

尹大統領は国家安全保障会議を緊急招集して今回の発射について協議。首脳会議を利用して、この脅威に立ち向かうための強力な国際的結束を呼びかけると表明した。

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