大規模地震のモロッコ、ＩＭＦ世銀年次総会を開催意向＝政府筋

　モロッコ政府は９月１１日、８日に発生した大規模地震を受けても、１０月にマラケシュで開催予定の国際通貨基金（ＩＭＦ）・世界銀行年次総会を実施したい意向だと、計画に詳しい２人の関係筋が明らかにした。写真は１１日、地震の被害を受けたTalat N'yaaqoubで撮影（２０２３年　ロイター/Hannah McKay）

David Lawder

[ワシントン １１日 ロイター] - モロッコ政府は、８日に発生した大規模地震を受けても、１０月にマラケシュで開催予定の国際通貨基金（ＩＭＦ）・世界銀行年次総会を実施したい意向だと、計画に詳しい２人の関係筋が明らかにした。

政府に近い関係者の１人はロイターに「モロッコ当局としては、ＩＭＦ世銀年次総会を予定通り１０月９─１５日にマラケシュで開催する方針だ。現時点で計画に変更はない」と述べた。

マラケシュでは、世界遺産を含む旧市街が被害を受けたものの、より近代化された地域の大半は被害を免れている。関係筋の１人によると、近郊の年次総会会場はほぼ無傷で、開催に向け準備作業が続いている。

年次総会では、加盟する１９０の国と地域の代表団や報道陣、非営利・民間団体など１万人がマラケシュを訪れる。

マラケシュでの総会は当初２０２１年に予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）で２度にわたり延期されている。