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独3月インフレ率、約3年ぶり低水準の前年比2.3% 速報と変わらず

ロイター / 2024年4月12日 16時8分

 4月12日、ドイツ連邦統計庁が発表した3月の消費者物価指数(CPI)改定値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比2.3%上昇と、速報から変わらなかった。写真は、ドイツ・ハンブルクの繁華街で買い物袋を運ぶ人々。2018年1月撮影(2024年 ロイター/Fabian Bimmer)

Maria Martinez

[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が12日発表した3月の消費者物価指数(CPI)改定値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比2.3%上昇と、速報から変わらなかった。

伸び率は2月の2.7%から鈍化し、2021年6月以来の低水準となった。エネルギーと食品価格が下落した。

変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は3.3%で、2月の3.4%から低下した。

食品価格は0.7%下落。前年比マイナスは15年2月以来という。

エネルギー価格は2.7%下落。今年に入ってから一貫して下落しており、総合インフレ率を押し下げている。

ただ、コアインフレ率はほとんど鈍化していない。

賃金コストの急上昇と賃料上昇によって、サービス価格の上昇傾向が強まっている。

全体のサービス価格は3.7%上昇。賃料は2.1%上昇した。

一方で、モノの価格は1.0%上昇と、全体のインフレ率を下回っている。

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