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イスラエル、イラン報復に警戒高める 米中央軍司令官と対応調整

ロイター / 2024年4月13日 6時58分

イスラエルによりシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺(写真)が攻撃されたとしてイランが報復を表明する中、イスラエルのガラント国防相と軍トップのハレビ参謀総長が12日、訪問している米中央軍のマイケル・クリラ司令官と会合を開き、対応策を調整した。2日撮影(2024年 ロイター/Firas Makdesi)

James Mackenzie

[エルサレム 12日 ロイター] - イスラエルによりシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺が攻撃されたとしてイランが報復を表明する中、イスラエルのガラント国防相と軍トップのハレビ参謀総長が12日、訪問している米中央軍のマイケル・クリラ司令官と会合を開き、対応策を調整した。

イスラエルはイラン、もしくはイランの代理勢力による攻撃を警戒。軍は民間人に対して新たな指示はまだ出していないが、警戒を怠らないよう求めている。軍のハガリ報道官は「イランによる攻撃の可能性に関する報告や声明を受け状況を検証し、さまざまなシナリオに対する計画を承認した」とテレビ放映された声明で述べた。

イスラエルの外交使節団の一部が避難し、警備が強化されたとの報道もあるが、イスラエル外務省はこれについてコメントを控えている。る。

こうした中、インド、フランス、ポーランド、ロシアなどは自国民に対し中東地域への渡航を控えるよう要請。ドイツは、イランとイスラエルの緊張関係が急激に高まるリスクと、ドイツ国民がイランで恣意的に逮捕されるリスクの双方があるとして、自国民にイランから出国するよう呼びかけた。

米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官はこの日、イランによるイスラエル攻撃は現実的な脅威と指摘。ただ、攻撃が起こり得る時期などの詳細については明らかにしていない。

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