米司法省によるトランプ氏元側近の減刑要求、民主党は介入と反発
ロイター / 2020年2月13日 9時57分
2月12日、米司法省が、トランプ大統領の元側近でロシア疑惑問題により有罪評決を受けたロジャー・ストーン被告(写真)の量刑軽減を要求したことを巡って、トランプ氏弾劾裁判に続く与野党の対立が激化した。2019年11月13日、ワシントンで撮影(2020年 ロイター/Yara Nardi)
[ワシントン 12日 ロイター] - 米司法省が、トランプ大統領の元側近でロシア疑惑問題により有罪評決を受けたロジャー・ストーン被告の量刑軽減を要求したことを巡って12日、トランプ氏弾劾裁判に続く与野党の対立が激化した。
野党・民主党のペロシ下院議長らが政治介入だと反発して調査を求めたことに対し、与党・共和党はその必要はないと突っぱねた。
検察官側はストーン被告に7-9年の禁錮が相当との量刑意見を表明していたが、不当だとトランプ氏が主張すると、司法省が量刑意見の撤回を決定。このため4人の検察官全員が担当を辞めると述べ、うち1人は検察官を辞職し、政界に波紋が広がった。
ペロシ氏は「調査すべきだ」と断言し、他の民主党議員も、弾劾裁判で無罪評決を受けたトランプ氏が米政府内の「敵」を追い出そうとしていると非難した。民主党側はこの問題について、バー司法長官を3月末に予定される議会証言で追及するとした。
一方、共和党議員は、トランプ氏の政治介入で法の執行が歪められたとの見方を否定。弾劾裁判で同党からただひとり罷免に賛成したロムニー上院議員も「(トランプ氏の行動が)大きな影響を与えたかどうかは疑わしい」と語った。上院司法委員会のリンゼー委員長(共和党)も、量刑意見撤回で特別にバー氏の証言を求めるつもりはないと述べた。
トランプ氏は12日、司法省が量刑意見を撤回したことに関して、バー氏を賞賛するとともに、司法省当局者に謝意を示した。
この記事に関連するニュース
-
被告人トランプ氏、異例の6週間=口止め料裁判、28日最終弁論―証言せず、法廷外でアピール
時事通信 / 2024年5月26日 15時13分
-
焦点:司法の掌握目論むトランプ氏、側近が描く人事と組織改革の青写真
ロイター / 2024年5月25日 8時8分
-
アングル:トランプ氏陣営、本選敗北に備え「異議申し立て」の環境準備
ロイター / 2024年5月18日 14時36分
-
米大統領予備選、ウェストバージニア州はバイデン氏とトランプ氏が勝利、連邦上院で共和党が議席獲得も(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月16日 14時55分
-
米下院議長ら、トランプ氏の公判傍聴 「選挙妨害」と擁護
ロイター / 2024年5月15日 9時14分
ランキング
-
1北朝鮮「衛星」失敗認める 空中爆発、エンジンに問題
共同通信 / 2024年5月28日 12時44分
-
2再送-フィリピン、台風1号で7人死亡 豪雨・強風で空港閉鎖も
ロイター / 2024年5月28日 14時29分
-
3EU、ニュースサイトに制裁 ロシアに有利な「偽情報」拡散
ロイター / 2024年5月28日 7時59分
-
4英首相、18歳の兵役導入案擁護 与党保守党からも批判噴出
ロイター / 2024年5月28日 11時38分
-
5ポーランド、ウクライナ派兵を排除すべきでない=外相
ロイター / 2024年5月28日 16時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください