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原油先物は横ばい、減産期待で週間では6週ぶり上昇の見込み

ロイター / 2020年2月14日 14時42分

<description role="descRole:caption"> 2月14日、アジア時間の原油先物は、ほぼ横ばい。写真はソウルで2011年6月撮影(2020年 ロイター/Truth Leem) </description>

[シンガポール 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、ほぼ横ばい。中国の需要減速に対応するため主要産油国が協調減産を拡大するとの観測に支えられ、週間では6週間ぶりに上昇する見通しだ。

0439GMT(日本時間午後1時39分)現在、北海ブレント先物 は0.01ドル高の1バレル=56.35ドル。週間では3.4%高となっており、このままプラス圏で引ければ1月10日の週以来となる。

米WTI原油先物 は0.04ドル高の51.46ドル。週間では2.2%高。

OANDAのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「OPECプラスが生産引き締めに向けあらゆる措置を講じるとの観測や、新型コロナウイルスの感染がピークに近づいているとの期待感を背景に、原油価格は今週に入って落ち着いて推移している」と指摘した。

新型コロナウイルスの拡大防止策で中国の経済活動が停滞する中、原油価格は1月8日に付けた今年の高値から約20%下落している。

需要減速を受け、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は最大で日量230万バレルへの減産幅拡大を検討している。

国際エネルギー機関(IEA)は13日、中国での新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年第1・四半期の石油需要が09年の金融危機以降で初めて減少するとの見通しを示した。[nL4N2AD488]

CMCマーケッツのマーケットアナリスト、マーガレット・ヤン氏は「新型コロナウイルスを巡る不透明感を受けて、アジア太平洋地域の地合いは慎重だ」とし、新型コロナウイルスを背景とする世界的な需要減退の度合いは引き続き不透明と述べた。

一方、需要への影響は今のところ中国に限定されている、と指摘する声もある。シタデル・マグナスのコモディティー戦略責任者、ヘリマ・クロフト氏は「新型コロナウイルスの流行状況は非常に流動的であり、この問題に関するニュースの内容次第で地合いが大きく振れる状態だが、われわれは引き続き、石油需要の減退はおおむね中国に限定されており、世界の需要に影響するところまでは行っていないと考えている」と述べた。

*内容を追加しました。

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