日経平均は、続落、新型肺炎に対する警戒感強い中で模様眺め
ロイター / 2020年2月14日 15時28分
[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、続落。引き続き新型コロナウイルスによる肺炎に対する警戒感が強い中、週末とあって商いも低調となり、朝方の売りが一巡した後は安値圏で一進一退となった。中国、香港の株式市場は上昇したものの、あまり材料視されず、全体的に模様眺めとなった。なお、2月限日経平均オプションの最終決済に関わる日経平均のSQ(特別清算指数)が算出されたが、市場筋によると、2万3744円71銭となった。
中国で新型コロナウイルスによる肺炎について、感染拡大ペース鈍化への期待が後退したことで、13日の米国株式市場は軟化。さらに、国内で新型肺炎による死者が初めて出たが「その心理的な影響は大きい。海外投資家が日本株を見送る要因になりうる」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)とされ、投資マインドを悪化させる要因となった。
市場では「新型コロナウイルスによる肺炎について、週末に悪材料が出る可能性もある」(国内証券)との声や「上値が重い状態が続いており、好材料が見当たらない状態では買いが入りにくい」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)といった指摘もあり、SQ算出の後は安値圏でのもみあいに終始した。
TOPIXは5続落。東証33業種ではゴム製品など値上がりは6業種にとどまり、鉄鋼、陸運業などの値下がりが目立つ。東証1部の売買代金は2兆4068億5500万円だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が東証1部で売買代金第1位となるなど商いを伴って上昇したほか、SUMCO<3436.T>が3日続伸。半面、指数寄与度が大きいファーストリテイリング<9983.T>が大幅安となったほか、ソニー<6758.T>など主力の輸出関連株がさえない。日産自動車<7201.T>が連日の昨年来安値更新となった。
東証1部の騰落数は、値上がりが674銘柄に対し、値下がりが1394銘柄、変わらずが92銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 23687.59 -140.14
寄り付き 23714.52
安値/高値 23603.48─23738.42
TOPIX<.TOPX>
終値 1702.87 -10.21
寄り付き 1704.04
安値/高値 1698.36─1704.70
東証出来高(万株) 135175
東証売買代金(億円) 24068.55
この記事に関連するニュース
-
日経平均は反発、米物価指標を前に方向感欠く 個別物色は活発
ロイター / 2024年5月14日 16時0分
-
日経平均は小反落、一時3万8000円割れ 日銀正常化や円高警戒で
ロイター / 2024年5月13日 15時43分
-
日経平均は続落、ハイテク株軟調 決算受けた個別物色は活発
ロイター / 2024年5月9日 15時37分
-
日経平均は小幅続落、連休前でポジション調整 底堅さは維持
ロイター / 2024年5月2日 15時34分
-
訂正-日経平均は続伸、米株高を好感 決算手掛かりに個別物色も
ロイター / 2024年4月30日 15時50分
ランキング
-
1庶民は買えない!?マンション高騰は続くのか? 今後のインフレで日本の不動産はどうなるのか
東洋経済オンライン / 2024年5月17日 19時30分
-
2「株価暴落」引き起こしてしまう意外な"きっかけ" 金融危機のきっかけとなった市場急落のケース
東洋経済オンライン / 2024年5月18日 8時40分
-
3「セブンプレミアム」売上高、累計15兆円を突破…節約志向でPBの存在感高まる
読売新聞 / 2024年5月18日 0時3分
-
4血圧・血糖値・コレステロール値…良くない結果に肩を落とすも「健診の数値は気にしなくていい」ってどういうこと?【有名医師が助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月18日 10時0分
-
5住みたい街の特徴 3位「交通の便がいい」、2位「治安がいい」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月17日 17時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください