国連総長、イランの報復攻撃を非難 米は「責任取らせる」構え
ロイター / 2024年4月15日 7時22分
4月14日、国連のグテレス事務総長は、イランのイスラエル攻撃を受けて開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で、武力による報復は国際法で禁じられていると強調した。写真はヨルダンのアンマンで3月撮影(2024年 ロイター/Alaa Al-Sukhni)
Daphne Psaledakis Patricia Zengerle
[14日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は14日、イランのイスラエル攻撃を受けて開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で、武力による報復は国際法で禁じられていると強調した。米国は国連の場でイランに責任を取らせるための措置を検討すると表明した。
グテレス氏は、国家の領土保全や政治的独立に対するいかなる武力行使も国連憲章で禁じられていると指摘。イランのイスラエル攻撃を非難し、さらなるエスカレーションをけん制した。
イランは13日、今月初めにシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺がイスラエルによるとみられる攻撃を受けた報復として、イスラエルにドローンとミサイルを発射。中東地域の紛争が拡大する懸念が高まっている。
グテレス氏は中東が「壊滅的な全面衝突」の瀬戸際にあると強調。「今こそ情勢の沈静化、緊張緩和を図るべき時だ」と訴えた。
米国のウッド国連次席大使は安保理に対し、イランの攻撃を明確に非難するよう呼びかけた。また、数日内に他の加盟国との協議を通じて国連の場でイランに責任を取らせるための追加措置を検討する考えを示した。詳細には踏み込まなかった。
さらに「イランやその代理勢力が米国に行動を起こしたり、イスラエルにさらなる行動を起こした場合、イランは責任を負うことになる」と警告した。
この記事に関連するニュース
-
イラン外相、イスラエルのさらなる軍事行動を警告 「断固対応」
ロイター / 2024年4月19日 5時53分
-
イランのイスラエル報復に「強い非難」…岸田政権の露骨な“名誉白人”外交ここに極まれり
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月16日 16時20分
-
安保理会合、非難の応酬 イラン「自衛権の行使」
共同通信 / 2024年4月15日 18時35分
-
イスラエル「報復する権利ある」 安保理、イランは米けん制
共同通信 / 2024年4月15日 9時52分
-
国連総長、イランの報復攻撃を非難 「壊滅的な衝突」の瀬戸際
ロイター / 2024年4月15日 9時4分
ランキング
-
1習主席の妻、軍の審査委員就任か 香港紙報道、SNSに写真出回る
共同通信 / 2024年5月5日 23時20分
-
2イスラエル、テレビ局アル・ジャジーラの支局閉鎖を閣議決定…警察が機器を押収
読売新聞 / 2024年5月5日 23時26分
-
3ベルギーに亡命した中国内蒙古自治区政府の元法律顧問、逮捕時に没収された高価な孫文銀貨101枚の返還を習近平国家主席に要求
NEWSポストセブン / 2024年5月6日 7時15分
-
4イギリス地方選で与党・保守党が大敗、支持率最低レベル…14年ぶり政権交代が現実味
読売新聞 / 2024年5月6日 0時4分
-
5ガザ休戦交渉、平行線か イスラエル、戦闘終結拒否
共同通信 / 2024年5月6日 0時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください