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アムンディ、米ビクトリーの株式26%取得へ 米事業強化

ロイター / 2024年4月16日 18時53分

4月16日、欧州資産運用最大手アムンディは、米国部門をビクトリー・キャピタルに売却し、ビクトリーの株式26%を取得すると発表した。米事業の強化を図る。写真は仏パリのアムンディ社屋で2023年2月撮影(2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier)/File Photo

Mathieu Rosemain Sudip Kar-Gupta

[パリ 16日 ロイター] - 欧州資産運用最大手アムンディは16日、米国部門をビクトリー・キャピタルに売却し、ビクトリーの株式26%を取得すると発表した。米事業の強化を図る。

アムンディの米国部門は現在1040億ドル相当の資産を運用しており、これはグループ全体の2兆ユーロ(2兆1000億ドル)の5%未満にとどまる。

ビクトリーとの提携には15年間の独占販売契約が含まれる。アムンディはビクトリーを通じて米国の顧客に海外ファンドを販売できるようになる。一方ビクトリーは米国の顧客ベースが拡大するほか、アムンディの販売網を利用して欧州やアジアの顧客への販売が可能になる。

アムンディはビクトリーの筆頭株主となる。同社の預かり資産は1750億ドルで時価総額は約27億ドル。

JPモルガンのアナリストはリサーチノートで、「今回の提携はアムンディの米国における地位を強化し、また世界有数の資産運用会社としての地位を強固にする」と指摘した。

アムンディは投資家向け説明会で、同社とビクトリーは取引完了後2年以内に税引き前で年間約1億ドルのコスト削減を確認したと明らかにした。

アムンディによると、統合後の年間売上高は約12億ドル、シナジー効果を考慮する前の調整後純利益は約4億ドルとなる。

JPモルガンのアナリストは、ビクトリー株の取得によりアムンディの1株利益が2026年までに約5%増加すると予想している。統合後の資産の約半分は株式、25%が債券、25%がマルチアセットになるという。

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