トランプ氏、ワクチン「年内に1億回分供給も」 CDC所長見解と矛盾
ロイター / 2020年9月17日 11時51分
9月16日、トランプ米大統領は、新型コロナウイルスワクチンの供給は10月かそれより少し後に開始が可能になると思うと述べ、米国では2020年末までに少なくとも1億回分を供給できる可能性があるとの見方を示した。ホワイトハウスで撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ米大統領は16日、新型コロナウイルスワクチンの供給に関して10月かそれより少し後に開始が可能になると思うと述べ、米国では2020年末までに少なくとも1億回分を供給できる可能性があるとの見方を示した。
米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長はこの数時間前に、米国内で新型コロナワクチンの幅広い配布が可能になるのは2021年半ばかその少し後との見通しを示しており、矛盾する発言となった。トランプ氏はこれについて、同所長は「勘違い」したのだろうと一蹴した。
トランプ氏は記者会見で「米食品医薬品局(FDA)の承認が下り次第、2020年末までに1億回分を供給することが可能になる。それよりかなり早い時期に多くを供給できるだろう」と述べた。
レッドフィールド所長の見解については、同氏と電話で話したとした上で、「彼は間違えたのだろう。誤った情報だ」とし、「勘違いしたのだと思う。おそらく質問を誤解したのだろう」と語った。
レッドフィールド所長は上院歳出小委員会で行った証言で、「2021年第2・四半期終盤もしくは第3・四半期」にワクチンの幅広い配布が可能になるとの見通しを示した。今年11月もしくは12月にワクチンの用意が整う可能性があるとしつつも、第1段階の供給量が限定的となることを踏まえ、感染リスクが最も高い人の接種が優先される可能性があると述べた。
同所長は16日遅く、ツイッターへの投稿で、ワクチンの重要性を「100%」信じているとし「コロナ感染症ワクチンは、米国人が通常の日常生活を取り戻すためのものになる」と述べた。
*内容を追加します。
この記事に関連するニュース
-
モデルナ、ブラジル政府と1,250万回分のCOVID-19ワクチン供給契約を締結
PR TIMES / 2024年4月26日 18時40分
-
ロイターネクスト:米経済は好調、中国過剰生産対応へあらゆる選択肢=財務長官
ロイター / 2024年4月26日 9時24分
-
再送米GDP、第1四半期+1.6%に鈍化 2年ぶりの低い伸び インフレ加速
ロイター / 2024年4月26日 5時43分
-
米政府、他州へ移動する乳牛に鳥インフル検査義務付け
ロイター / 2024年4月25日 11時33分
-
焦点:依然好調な米経済、インフレ続けば世界経済の圧迫要因に
ロイター / 2024年4月16日 7時5分
ランキング
-
1フランス、ロシアの偽情報に危機感 マクロン大統領の部隊派遣発言後…核兵器「議論用意」
産経ニュース / 2024年5月5日 17時16分
-
2「第2、第3の制裁パネルを仕立てても死滅の運命」 北朝鮮国連大使が日米韓を牽制
産経ニュース / 2024年5月5日 15時1分
-
3要衝陥落「時間の問題」 兵器不足、交渉も視野
共同通信 / 2024年5月5日 7時43分
-
4「完全に失敗」の対ロシア制裁に、新たな手段 中国経由の抜け道封じに一定の成果、さらなる課題も
47NEWS / 2024年5月5日 10時0分
-
5台湾地震1か月、花蓮の観光客激減・夜市は閑散と…「惨たんたる状況だ」
読売新聞 / 2024年5月4日 18時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください