南ア憲法裁、ズマ前大統領の訴え退ける

法廷侮辱罪で禁錮１年３月の実刑判決を言い渡された南アフリカのズマ前大統領（写真）が判決の取り消しを求めていた訴訟で、憲法裁判所（最高裁に相当）は１７日、前大統領の訴えを退けた。写真は同国のピーターマリッツバーグで５月撮影（２０２１年　ロイター／Rogan Ward）

［ヨハネスブルク　１７日　ロイター］ - 法廷侮辱罪で禁錮１年３月の実刑判決を言い渡された南アフリカのズマ前大統領（７９）が判決の取り消しを求めていた訴訟で、憲法裁判所（最高裁に相当）は１７日、前大統領の訴えを退けた。

前大統領は７月、刑が重すぎ、収監されれば健康と生命が危険にさらされるとして、判決の取り消しを求めていた。

同国では、ズマ前大統領が収監されたことを受け、暴動が発生。３００人以上が死亡し、数千社が略奪などの被害に見舞われた。