日銀には政府と連携し物価目標実現に適切な政策運営期待＝官房長官

　３月１８日、林芳正官房長官（写真）は午前の会見で、日銀の金融政策に関して「引き続き政府と密接に連携を図り、経済物価金融情勢を踏まえつつ、賃金上昇を伴うかたちでの物価安定目標の持続的・安定的な実現に向け適切に金融政策運営が行われることを期待している」と語った。写真は都内で昨年１２月撮影（２０２４　ロイター／Issei Kato）

Hitoshi Ishida

［東京　１８日　ロイター］ - 林芳正官房長官は１８日午前の会見で、日銀の金融政策に関して「引き続き政府と密接に連携を図り、経済物価金融情勢を踏まえつつ、賃金上昇を伴うかたちでの物価安定目標の持続的・安定的な実現に向け適切に金融政策運営が行われることを期待している」と語った。

この日から開催される金融政策決定会合でマイナス金利などの大規模緩和策の修正が議論されると見込まれていることに関しては「議論の内容について予断をもって申し上げることは差し控える」と述べるにとどめた。政府としては「デフレからの完全脱却、新たな成長型経済への移行に向け、物価高に負けない賃上げの実現などに取り組み、潜在成長率の引き上げに努めていきたい」と語った。