米アボットの第1四半期、利益予想上回る 見通し嫌気し株価下落

　４月１７日、米医薬品大手アボット・ラボラトリーズが発表した第１・四半期決算は、医療機器の売上高が好調で利益が市場予想を上回った。写真は同社のロゴ。米ニューヨークで２０２１年１０月撮影（２０２４　ロイター／Brendan McDermid）

Leroy Leo　Pratik Jain

[１７日 ロイター] - 米医薬品大手アボット・ラボラトリーズが１７日発表した第１・四半期決算は、医療機器の売上高が好調で利益が市場予想を上回った。ただ、通年見通しを嫌気して株価は約３％下落した。

第１・四半期の売上高は９９億６０００万ドルで、アナリスト予想の９８億８０００万ドルを上回った。

調整後の１株当たり利益は０．９８ドル、アナリスト予想は０．９５ドルだった。

医療機器の売上高は４４億５０００万ドルで、アナリスト予想の４３億ドルを上回った。

通期の１株当たり利益は４．５５─４．７０ドルと予想。下限は４．５０ドルから引き上げた。

ＲＢＣキャピタル・マーケッツのアナリスト、シャグン・シン氏は「（利益予想の）上限はそのままだ」と指摘。利益が市場の期待を上回れば株価は上昇するとの見方を示した。